現在の日本の中小製造業には、存続の危機感を持っている経営者が半数近くいる調査結果があります。
この現状を打開するために、群馬県でも産官学連携やクラスター化を行って、中小製造業を支援していると思います。
又他地域でも、首相が推奨している様に、クラスター化を進めている自治体は多いのではないでしょうか。
群馬県もクラスター化しやすい基盤があるので、クラスター化を行っているようです。
しかし、ドイツの様にクラスター化を行い、多くの企業が収益を上げ、生き残っている状態ではないと思います。
ドイツのクラスターの様に機能する、多くの地元企業や支援機関等が生き残れるクラスターを作る為の仕組みづくりを推進する、クラスター推進室を作りませんかとの提案です。
なぜなら、ドイツの様に機能するクラスターの仕組みができれば、ドイツが現実に示している様に、生き残れる企業を多くできるだけでなく、収益も上げられます。
又企業ではできない支援を行う事が行政の役目ですから、ドイツでも連携やクラスター化は、行政主導で行っています。
ドイツの仕組みを作れれば、支援する側も企業側も、行う分野に専門化した支援や特化した企業技術のビジネスを行うので収益を取れ、生き残れる企業を多くできます。
専門化した支援体制や企業の技術を体系化して、それらを効果的に仕組み化する事で、企業が生き残れる様になります。
私たちのクラスター化は地域企業の連携や成功事例の共有、技術支援を受けられる場所と捉えますが、クラスター化は、優れた製品システムを作る仕組み、構造と捉える事が本質的です。
その為、ドイツの様なクラスター効果を出す為には、仕組みづくりが必要です。
生き残れる企業や支援人材を作り出す仕組みが、クラスターの仕組みになるので、仕組みを作らないと、現在の厳しい製造業の環境では、地元企業や地元の支援機関などが事業を辞めてしまう確率が高まります。
クラスター化して結果を出す為には、国際競争力のある製品を作る必要がある為、専門化も差別化できる支援や技術等がないと結果を出せないのです。
企業側支援側の専門家同士を、効果的にシステム化したのがクラスターであって、私たちが行っている経営や技術の向上のための集団ではないのです。
実際に、国際競争力のある製品を作る為の集団がクラスターになる為、日本の現実とは違うので、仕組みづくりも時間が掛かる事が予想さる為、クラスター化推進室を作りませんかとの提案を行いたいのです。
現在の群馬県の支援体制を調べると、様々な支援を行っているのですが、例えば、何を作るから販売まで一貫した支援は行っていないと思います。
企業側からの要請で、技術や販売、試作などの支援を行っていますが、何を作るから一貫した支援は行っていないと思います。
ここをドイツでは支援側が行っています。
なぜドイツの様なクラスターにする必要があるのかその理由は、体系化されたクラスターでなければ優れた結果は出せない理由 をご覧ください。
ドイツのクラスターは支援側主導で作る製品を決め、支援者が各企業に役割分担を行い、製品システムを作るビジネスの仕方をしています。
日本では企業自身が自社の技術を見極めて、何を作るかを決め、どう作るかの技術支援や試作、補助金やどう売って行くかの販売支援は行っていると思いますが、何を作れば生き残れるかの支援は行っていませんし、売れる様にする為の事業デザインの様な支援は行っていないのではないでしょうか。
日本の支援は、何を作るかを見極めた少数の企業の生き残りには役立ちますが、何を作るかを見極められない多くの企業には役立ちません。
一部の企業しか生き残れない支援です。
どうすれば中小製造業者が生き残れるかは私たちには分からないと思いますが、一中小製造業者が国際競争力のある製品を作り続ける事は非常に難しく、急速に変化している市場に対応できるビジネスの仕方が必要ですが一社の努力では非常に難しいのです。
国際競争力のある製品を作り続ける仕組みが、ドイツのクラスターが行っている事です。
私たちはごく少数の生き残りに成功した企業を参考に、ビジネスを考え出す為に産官学連携やクラスター化を行っていると思いますが、成功企業の市場はニッチ市場ですから、同じビジネスの仕方をしても、成功している企業にはかないません。
自ら技術を見極めて新しいビジネスを行う以外ないのです。
ドイツでは、企業自身が技術の特化をする必要はありますが、技術の特化を活かせるクラスター内の役割に参加できるので多くの企業が生き残れるのです。
又製品システムを売っている為、機械本体だけでなく制御装置やソフトウェア、メンテナンスやブランド化、規格認証などの分野の役割もありますので、多くの企業や支援者が役割分担され、多くの中小企業や支援者が収益を得るシステムです。
しかも支援側が、付加価値と需要のある製品テーマを決めるため、日本の企業が一番苦労する何を作ればよいかの判断を行わなくて済みますので、自社技術の特化に専念できます。
又支援者である大学や技術者や、IT技術者や海外販売業者等が、実際に国際競争力のある製品を作る事にかかわる為、研究だけにとどまらず、役割分担に応じて収益も得られます。
ただクラスター参加企業は、他の役割分担された企業間と連携する必要がある為、クラスター全体を理解する事は必要です。
ドイツでも需要と付加価値のある製品を見極める事は、官主導で大学や技術支援センターなどがIT技術を多用して、様々なデータを集め、AIを使い見つけ出しているのではないでしょうか。
クラスターには専門分野がある為、焦点を絞って何を作るかを探し出すので、何を作るかを見つけ出せるのではないでしょうか。
それ程何を作るかを見極めて利益を得る事は難しいのです。
この見極めを、日本では企業自身で行っている為、技術起点の製品単体に特化してしまい、ドイツの様に製品システムではないので、企業単体しか生き残れない、付加価値をあまり付けられない、多くの企業を巻き込めない、変化に弱いビジネスになってしまうのです。
何を作るかの見極めができ難い状況下、日本の得意技術である精密加工技術が世界に通用する技術であることを経営者が気づき、その技術を使って需要のある有望市場の製品を作り、販売しているのが生き残りに成功している企業の実態ではないでしょうか。
ここにはドイツの様に、付加価値ある製品にする視点がない事や多くの企業を巻き込めない為、ドイツの様な多くの企業が、収益を上げる事ができないのではないでしょうか。
日本のスラスター化は仕組み化されていない為、専門分野をあまり活かせません。
各企業の能力を上げる為の連携やクラスター化であるので、実際に国際競争力のある製品を支援側と共創で作ってはいないと思います。
ドイツのクラスターは、国際競争力のある製品テーマを作る為に、産官学の得意分野を仕組み化して、お互いが専門分野の力を発揮できる様に連携を取る事で製品システムを作り続けているのです。
日本の習慣とは違う為、精鋭化された支援者や企業を体系化する必要性や、特化した企業技術の役割分担化を行う為の各社技術のマッピングを行う等、ドイツの様に専門家を組み合わせたクラスター化ではない為、DX導入推進室の様に長期の視点での取り組みになるので、最初は少人数から始めるクラスター化推進室を作りませんかの提案を行いたいのです。
私たちはクラスターのイメージをどう持っているでしょうか。
産官学が一か所に集まり、お互いが連携を取ったり刺激しあったりする事や、各企業が生き残れる製品を作る為に、技術や販売の支援を受けたり、試作を行ったりする事が産官学連携やクラスター化だと思っているのではないでしょうか。
私たちが作る産官学連携やクラスターは専門化、体系化、統合化が曖昧なクラスターになるのです。
ドイツでは、専門化、体系化、統合化が厳格に行われ、製品システムを生み続ける仕組みになって、実際に国際競争力のある製品を作っている組織です。
ドイツのクラスターの現実は、私たちが持っているイメージとはかなり違います。
支援側には専門分野があり、様々な分野の支援をする事はない、製品テーマごとに、専門分野のクラスターが支援を担い成果をあげている組織です。
連携も行うべき事もその製品テーマの分野のクラスターの支援者が全部事前に設計していて、自由参加や連携ではありません。
クラスター自体を作る為に、何を作るかを県が決め、作る製品に特化したクラスターが選ばれ、クラスターで作る製品に必要なあらゆる機能を担える特化した技術を持つ企業や支援者をその地区の産官学から集め、参加する企業を決めるまで行い、集めた資源を大企業の様に機能するシステム化し、参加企業には考えさせる事はなく、企業の技術や支援者のノウハウなどを発揮して貰う事でクラスターは成果を出しています。
製品テーマに必要なスキルを持つ支援者や企業を事前に設計して集め、その地域の資源をフルに使う事で、中小企業とは思えない利益を上げているのです。
現在の市場は高度化複雑化している為、一中小製造業だけでは国際競争力のある製品を作り続ける事には限界があるので、成果の出せる仕組みであるクラスター化を行う事に意味が出てくるのです。
俯瞰的に説明すると、製造業の国際市場の動向とドイツの中小製造業の現状(企業にどんな力があるか)を俯瞰的にみて考え出した仕組みがドイツのクラスターになるのです。
国際市場は日本でも同じですが、中小製造業の現状は違いますので、仕組みづくりもドイツと同じである必要はないのですが、私たちは俯瞰視も仕組みづくりも苦手ですので、最初は、ドイツのクラスターの現状を学び、取り入れるものは取り入れる、真似から日本型クラスターの仕組みづくりをする様にするのです。
作った仕組みを、時間を掛けて改良する事で、ドイツのクラスターの様な成果を出せる日本型のラスターを作るのです。
支援側が何を行うかを説明すると分かり易くなります。
最初は支援機関のトップである県が何を作るかを、様々な機関を使い製品テーマを決めます。

クラスターで製品テーマを支援する際、製品テーマに特化した支援クラスターが選ばれます。
分野の違うクラスター支援者が、支援を行う事はありません。
作る製品テーマに造詣のあるスタスターが担当するので、そのクラスターには製品テーマに特化した支援者が体系化され集まっているのです。
又支援するクラスターは、製品テーマに詳しいので、どんな企業のどの技術が製品テーマに役立つかが分かっているので、適材適所の役割分担ができ、結果も出せるのです。
手探りや応募で企業を決めている訳ではなく、技術の裏付けがあって企業を役割分担しているのです。
クラスターを作る場合、製品テーマに詳しい支援者がクラスター全体を設計するので、最初から効率的効果的なシステムができる訳です。
ここにクラスターの責任者であるコーディネーターがどうかかわってくるかは分かりませんが、専門家がクラスターを設計するので、普通の場合上手く設計している場合が多いのではないでしょうか。
これらの説明でお分かりの通り、クラスターメンバーは、支援する側企業側双方が、得意分野に絞って、お互いがプロである人達を仕組み化して成果をあげているのです。
その為に企業側にもやるべき事があって、クラスターに参加する為には、支援側にアピールする必要がある為、自ら自社の技術や対象市場を見極めて、自社の技術の特化を図りアピールする事で、クラスターに参加できる様にしているのです。
ドイツの専門分野に特化した支援を行うクラスターには、大学、技術支援センターや設計、事業デザインや販売と、各部門の専門化したスキルを持つ支援者が何を作るから、販売まで一貫した支援を行っています。
その為に支援者にも参加企業を成功に導くプロのスキルが必要で、例えば属人的な技術しか教えられないのでは、役に立たないのです。
支援のプロになる必要があるのです。
クラスター化は、お互いがプロの集団で、プロのメンバーをある地域から集めた、大企業の様に機能する集団です。
プロの人材を論理的に組み合わせたり、その地域の設備を使ったり、実際に行う事をシステム化したりしてお互いの能力を発揮できる様にする事で、国際競争力のある製品システムを作り収益を上げているのです。
企業側も、自らアピールする必要がある為、日本に多い受注型企業では生き残れないので、技術も他社にできない何かをアピールする必要がある為、自社の技術を更に特化し、技術の位置付けを行うのです。
日本の商習慣とはかなり違う為、ドイツの様な機能を持つクラスター化には時間が掛かります。
日本には他国に負けない技術力がある為、技術力を前面出したクラスター化も考えられますので、これらの事を成し遂げられる様にする為の、クラスター推進室を作り、より多くの企業や支援者等が生き残れるクラスターを作りませんか、との提案です。
製造業の製品には、国際競争力が必要になりますから、中小製造業一社の努力では限界があります。
システム化して総合力を発揮するには新しいスキルも必要になりますので、クラスター推進室も必要になるのではないでしょうか。
群馬県は製造業が多い県ですから、クラスター効果が出せるような仕組みを作る為の、長期視点に立ったクラスター化の仕組みづくりは必要ではなでしょうか。
なぜドイツの様なクラスター化が必要で、現在の日本のクラスターではダメなのか理由は、日本のクラスターは、自らクラスター自身が製品テーマを決めて、国際競争力のある製品を作っていません。
一部の企業が、独自の技術で製品を作る事を補助する為の機能などと、お互いが刺激しあいスキルを高める事等だと思います。
ドイツの様に論理的にシステム化された、大企業の様に機能するクラスターではありませんので、現実に多くの企業や支援者が生き残れるクラスターではありません。
スポーツに例えると分かり易いです。
日本はスポーツ理論ばかり学んで、体を動かしていないのです。
ドイツでは理論を学び、体を動かし理論を確かめているのです。
どちらが勝てるかは、お分かりの通りです。
理論だけ学んで勝てるのなら、過酷な練習は行わないと思います。
現在のグローバル市場は競争が激しい為、差別化したビジネスをしないと生き残れません。
その差別化したビジネスをできる様にする為の仕組みがドイツのクラスターです。
専門化を徹底的に行い、そのノウハウをシステム化して統合する事で、他所のビジネスと差別化を図るのが、ドイツ型クラスターです。
ただ日本とは文化も思考習慣も違う為、日本型の技術力を活かしたクラスター化を行う事も必要になるかも知れませんが、現在収益を上げているドイツのクラスターの良いとこ取りをする為に、最初はドイツのクラスターを学ぶ必要があるのではないでしょうか。
ドイツのクラスターをそっくり真似するのではなく、生き残れる企業を増やす為の本質をドイツから学び、それを活かした日本型クラスターを作る事が目的になる、クラスター化推進室を作りませんか、との提案です。
又日本の現実とはかなり違う為、新たに部署やスキルが必要になるので、すぐにはドイツ型クラスターを作れません。
現在の支援の仕方では、多くの企業が国際競争力のある製品を作れない為、10年後には事業を止めてしまう可能性が大きいです。
その点ドイツのクラスターは、多くの企業が生き残っている仕組みがあります。
世界の製造業の市場は、日々変化しています。
製造業の製品は中小製造業であっても、作る製品には国際競争力が必要です。
国際競争力のある製品を作り続けられるのが、ドイツ型のクラスターの仕組みだからで、真似ではなく本質的な事を学ぶ事で、日本型のクラスターを作って行くのです。
かつて世界を驚かせた日本の製造業が、急速に競争力を失くして行った理由は、中国や韓国の様に、東南アジアの力をサプライチェーンに組み込んだ大量生産体制を築けなかった事だと思います。
横並びを推奨する私たちには分かり難いのですが、個々の企業単独の力には限界があるので、個々の企業の力を仕組み化したのがクラスターになるのです。
仕組みづくりが苦手な私たちには難しく感じるかも知れませんが、この方法以外、多くの中小製造業者を生き残れる様にする方法は、今の所ありません。
焦らずに、徐々に進めるのです。
より多くの企業の生き残りを図る為には、ドイツの様なクラスターを作らないと生き残れないと思います。
ドイツ型クラスターを作るには時間が掛かります。
その間にやれること例えば、何を作るから、売れるまでの一貫した体制を作り、何を作ればよいかのヒントになる技術や市場情報を支援側が発信したり、技術診断×事業可能性診断などを行ったりして、企業が何を作れるかを見極められる情報を提供する事で、企業が何を作るかを決められる様な事を行うのです。
決められれば、今の支援体制でも役立つわけです。
今まで説明してきた事の根拠になる事を、 体系化されたクラスター出なければ優れた結果は出せない理由、 で説明していますので、ご覧ください。
今までの説明が、納得頂けるのではないでしょうか。
何を作るかから始める一貫した体制が必要な事は、群馬県への提案 で説明していますので、ご覧ください。
私たち日本には、他国に負けない技術力がありますが、生産性は低く、国際競争力のある製品は自動車くらいになって、スマホや家電、エレクトロニクス製品等には国際競争力のある製品は殆どなくなりました。
個々の技術力を活かせていないのです。
その原因の1つは県が中小製造業へ行っているクラスター化への支援が、個々の企業の技術を組み合わせて、需要と付加価値のある国際競争力のある製品を作れる支援ではなく、作れる可能性を高める技術の向上や経営の支援になってしまい、自ら何を作るかを考え出した一部の企業の、仕組み化されていない部分最適化の支援になっている事が原因の1つではないでしょうか。
私たちが今行っている産官学連携やクラスター化の支援は、企業活動の支援にはなっていますが、市場で勝てる製品を生み出し続ける為の、何を作るかの支援のない支援を行っています。
例えると、設計者のいない家を作る支援で、職人に作る技術を教えたり仲間同士で技術を磨いたりの支援を行っていて、住みやすい機能的な家を作る支援ではないのです。
最初に優れた設計図があるから、材料も作り方も住みやすさに最適化でき、住みやすい家が作れる訳です。
日本は多くの中小製造業者が存続の危機感を持っています。
その原因を、私たちは深く考えない為、実績をあげているドイツのクラスターの仕組みづくりができない事に、危機感の原因があると気づく人は殆どいません。
私たちの習慣的な思考習慣では、ドイツのクラスターの機能を浅く捉えてしまい、なぜドイツのクラスターが、生産性が高く生き残り企業を多くしているのか、その理由を分からないのではないでしょうか。
その為私たちの捉え方でクラスター化しているので、生き残れる企業を多くできない産官学連携やクラスター化支援を行っているのです。
そこで、ドイツのクラスターがなぜ生き残れる企業を多くできるのか、理由を説明します。
様々な技術に特化した人材や企業をシステム化して、国際競争力のある製品を作れる仕組み、システムがドイツのクラスターです。
ドイツのクラスターで行われている内容を説明すると、クラスターを作る場合、作る製品システムを最初に支援者のトップが決めます。
次にドイツには、例えば輸送機器専門のクラスターと言う様に、専門分野を持つクラスターがいますので、作る製品システムに特化したクラスターが選ばれ、支援を行います。
次に行う事は作る製品システムに必要な機能を分解します。
機能を担える技術力のある企業をその地域から選びます。
これで作る製品システムに合わせて、技術の体系化ができる訳です。
支援者の体系化は、専門分野に特化したスラスターを選んでいるので、普通の場合支援者も体系化されているのです。
様々な機能の支援を1人の人が行う事はありません。
機能を担える支援者がいない場合は、クラスター責任者が、支援者を補います。
これで支援者と技術の体系化はできます。
次にどう支援を体系化するかは、製品システムを決める→専門分野のクラスターが製品システムを支援する→支援者が作る製品ステムの機能を分解する→機能を担える企業を選ぶ→製品システムを試作し検証を行う→できた製品システムを支援して企業が販売する→次の製品システムを考え出す為に、今まで行ってきた事のデータを取り、次の支援を行う為の資産化を支援側が図る事で、支援を体系化するのです。
この仕組みが、ドイツのクラスターが生き残れる企業を多くしている理由で、体系化、システム化が必要な理由です。
ドイツのクラスターは、どうして国際競争力のある製品を生み続けられ、多くの企業を存続できるのかの理由です。
なぜ最初に何を作るかを決めるのかの理由ですが、何を作るが明確になると、地元の資源を、作る製品システムに集中できるからです。
組織作りから設備、人材等、作るものに特化した技術や人材を集められるからです。
私たちが行っている支援には、クラスターで何を作るのかの目標がありませんから、地元の資源を作る製品に集中していません。
その為私たちが行っている支援は産官学が連携して成功事例の研究や技術の習得等が連携や研究止まりになり、製品を作れるのは、企業自ら何を作るかを見つけ出した少数の企業が、企業独自の技術で製品を作る為に技術支援や販売の支援を行って製品を作っている、一部の企業への支援です。
クラスターを作る場合支援者が結果を出せる企業を選べるのは、作る製品システムに専門化した支援者が企業を選ぶため、機能を担える技術力のある企業を選べる訳です。
大学や技術支援機関などと連携を取るのは、国際競争力のある製品は、差別化した技術やビジネスの仕方が必要なので、大学などにこの機能を補って貰う為です。
作る製品システムは国際競争力のある製品システムでなければ収益をあげられない為、行う事が高レベルの製品システムを作る必要がるので、大学や技術支援、設計や事業デザイン等支援する側には一貫した支援をできるプロの支援者がいます。
その人たちと地元企業から選んでいる企業と連携して製品システムを作る為に、支援側と企業が共創を行う事で結果を出しているのです。
ドイツのクラスターは製品システムを売っている為、製品も製品単体だけではなく、制御装置やソフトウエアから製品認証や販売まで行っていますので、製品制作以外の企業も参加する為、多くの地元企業が生き残れるのです。
技術や市場の見極めの視点でみると、どんな製品を作るかを決めるために技術と市場を見極めています。
決まった製品を担える専門化したクラスターが支援をするので、ここでも技術だけでなく需要と付加価値のある製品を作れるプロの支援者を選んでいます。
参加企業を選ぶにも支援者が企業の技術を見極めて選んでいます。
幾重にも見極めを行って、精鋭化した集団がクラスターになる為、優れた結果を出せるのです。
私たちがクラスターを作る場合、ドイツの様に幾重にも見極めたクラスターを作っているでしょうか。
仲間内だから、付き合いが深いから、地元企業だからなどの理由でクラスターに自由参加しているのではないでしょうか。
お互いが切磋琢磨して、お互いがプロになり、そのプロを支援側がシステム化したのがドイツのクラスターであるので、優れた結果を出せ、多くの中小企業を生き残れる様にできるのです。
クラスター化を行う場合、精鋭化した個々の企業や支援者を効率的効果的にシステム化しないと、国際競争力のある製品を作り続ける様にはならないのです。
支援者側にも、企業側にも作る製品システムに合わせて役割があり、その役割を特化した技術を持つ企業や行政、研究機関等が担って結果を出しているのがドイツのクラスターです。
個々の企業が優れた技術を持っていても、それを活かせるシステムがなければ、現在のグローバル市場で国際競争力のある製品を作り続ける事はできないのです。
国際競争力のある製品を作り続けられる仕組みが、ドイツのクラスターになるのです。
特にどんな製品システムを作ればよいかの判断は、中小製造業一社ではできない為、ドイツでは支援側のトップが何を作るかを決めて、特化した分野のクラスターを選び、特化した技術を持つ企業と共創を行って優れた結果を出しているのです。
日本には他国ではできない微細加工技術がありますので、その技術をどう仕組み化かするかが課題になるのです。
クラスター化の支援で結果を出す為には、市場や技術の見極めから何を作るかを設計できる組織が必要なのですが、日本にはその組織がないのです。
現在生き残りに成功している企業が行っている事を見ると、微細加工技術を使った製品単体を売っている企業が多い様に感じます。
これを、製品単体ではなく、製品システムや製品群に広げれば、真似でき難いか真似されたら違う製品に変えればよい訳です。
単純に説明すると、現在のグローバル市場で国際競争力のある製品を作り続ける事は、中小製造業一社では不可能なため、精鋭化したプロの支援者や企業を集め、その支援者や企業をシステム化して、レベルの高い製品システムを作っているのがドイツのクラスターの実態なのです。
私たちの同調圧力の強い社会では、企業を位置づける、体系化するには抵抗があるかも知れませんが、製造業の製品は、世界を相手に戦わなければなりません。
かつて世界を驚かせた日本製品が、急速に競争力を失くしていったのは、国内の事にしか視点がないので、かつて様々な製品に競争力があったのに、中国や韓国の様に、サプライチェーン化して東南アジアの力を製造に仕組み化できなかった、何でも自前主義である事が、競争力を失くしていった原因だと思います。
クラスター化も同じで、個々の企業の力を仕組み化し、支援を体系化すれば、世界で勝てる製造技術があるのですから、私たちでも国際競争力のある製品を作り続けられるのではないでしょうか。
なぜ私たちが行っている支援者が行う事や企業が行う事では、交際競争力のある製品を作れる様にはならないか、その原因を以下で説明していますので、ご覧ください。
中小製造業者への県を中心として行っている様々な支援は、総括的に言うと、活動の支援にはなっていますが、私たちに一番必要な、国際競争力のある製品を生み続ける支援にはなっていません。
私たちの支援は、どうすれば、他国に勝てるかを設計していない支援を行っているのです。
他国に勝てる製品を作る為には、どうすれば他国に勝てる製品を作れるかを追求する事が最初になる訳ですので、どう市場で戦うか、やどの顧客のどの課題を取りに行くか、などの戦略設計が最初に行うべき事です。
企業が受けている支援には、最初に戦略設計を行っていない支援を受けているのです。
なぜ何を作るかを最初に決める必要があるかと言うと、作るものが決まっていなければ、作る製品に持っている資源を集中させられませんし、今後作るものに競争力があるか否かの判断の課題も掴めませんし、作り方は学べますが、作る可能性を高める技術の研修や交流会などになってしまい、実際に何を作るかが決まっても、今までの学びで作れるとは限りません。
作る製品が決まっていれば、競争力ある製品システムか否かも実際に作って検証できますし、全ての資源を、最初から作る製品に集中できます。
何を作るかを設計する組織が、群馬県にはありませんので、今行っている支援は学びや議論で終わってしまう可能性が高い、国際競争力のある製品を作れない支援になるのです。
支援の目的は学びや議論ではなく、実際に競争力のある、他国に勝てる製品を作る事にあると思います。
作る製品が決まっていない私たちが行っている支援は、作れる様になる為の技術の向上や、研修などになってしまい、その技術の向上や研修などは、製品を作れる力を向上させる支援で、本当に国際競争力のある製品を作れるか否かには疑問があります。
実際に作り検証する事で、確かめられるのです。
他にも展示会支援を挙げると、ブース出展はできる、パンフレットは作れる、商談はできますが、価格戦略や差別化を考えない事、ターゲット市場を選ばない事や製品提案力なしで行う為、よい会社ですね、で終わり、顧客の設計思想に入り込む事や規格、認証、技術の標準化などは行っていません。
これらの事を行う事が国際競争力のある製品システムを海外企業に継続的に売り込む為には、行う必要があります。
同様に研究会や産官学連携が、技術テーマの議論や情報交換、講演会などになり、製品を作る研究で止まっています。
国際競争力のある製品を作る為には、市場から仮説を立てる、顧客の検証を受ける、事業モデルを設計する、価格を設計する、企業の役割分担を設計するまで踏み込む必要があります。
私たちが行っている研究会などの支援が、技術の共有の場であって、ビジネス設計の為の場になっていません。
DXやAI支援も、業務効率化や生産管理、見積もり自動化や画像検査などに限定され、BSCを取り入れて市場を取りに行く戦略を立て実行に移すとか、市場支配力向上や技術の標準化、ブランド確立などに使わない、省力化の使い方しか行わない、付加価値を生むDX導入やAI導入の支援にはなっていません。
AIで時間を短縮できても、何を作るかが決まっていなければ、短縮した意味が出て来ないのです。
又人材育成が、マーケティング研修やDX研修、管理職研修などの能力向上のための支援で、製品戦略設計者や市場特化型経営者を育てる人材育成支援ではありません。
私たちの支援は、補助金や展示会、研究会やAI支援、人材育成などを行っていますが、これらの支援が体系化されて、市場選定→技術体系化→役割分担→製品設計→販売設計→長期契約のストーリー化されてクラスターとして能力を発揮できる支援を行っていません。
行っている様々な支援が、製品を作る設計思想の支援にならない、能力向上や部分最適化効果しか出せない支援を行っているのです。
ドイツでは、製品単体を売っている訳ではなく、製品システムを売っている為、制御装置やソフトウエアから製品認証やブランド化まで行っていますので、製品制作以外に様々な企業が関わっている為、その地域の多くの中小企業が生き残りを図れるのです。
又一度ヒットしても続かない理由は、次の市場設計がない事や技術が体系化されていない事、人材が属人的な事で競争相手の出現や市場が変化すると続かないのです。
この状態で日本の支援に何が必要かを考えると、個社支援を製品システム設計支援に変えて、技術支援を市場起点設計支援に変え、単年度支援を長期戦略支援にして、補助金配布を役割設計コーディネート支援にする必要があります。
何を作るかを決める事の重要性を説明すると、企業活動に例えると分かり易いと思います。
普通業績の良い企業には必ず戦略があります。
戦略に沿って、企業の資源を総動員して企業活動を行っているから優れた業績を出せる訳です。
戦略に沿って社員は考え、設備は整えられ、行動して結果を出している訳です。
この戦略にあたるのが、作る製品を決める事です。
作る製品が決まれば、作る製品に沿って社員は考え、設備も整えられ、行動も作る製品に合った行動を取る様になりますし、作った製品の検証もできるので、優れた結果を出せるのです。
私たちが行っている支援には、戦略、何を作るかのない支援を行っているのです。
それは、何を作るかを支援する機関が日本の支援機関にはないからです。
何を作るかのない支援を受けても、前に説明している理由で、どうしても国際競争力のある製品を作れる支援にはならなく、作れる力を増やす支援にしかならないのです。
私たちの思考習慣は、覚えれば満足する習慣の為気づかないのですが、実際に国際競争力のある製品を作れなければ、企業は生き残れません。
交際競争力のある製品の何を作るかは、中小製造業一社の力では不可能なので、支援側が産官学の連携図り、何を作るかを決めているのがドイツの支援です。
上記の説明の様に、私たちが行っている支援は、製品を作れる力を向上させる為の支援しか行っていないので、ドイツの様に多くの企業が生き残れる支援にはならないのです。
群馬県でも多くの中小製造業を生き残れる様にする為には、上記した個社支援を、製品システム設計支援に変える事や技術支援を市場設計支援などに変えて行く必要があるのです。
私たちの日常的な思考習慣では分からないかも知れませんが、製造業はモジュラー型製造に移行していてサプライチェーンが発達しています。
このサプライチェーンを私たちは、作る場所とか材料に目が行ってしまいますが、作る製品システムもサプライチェーン化が進んでいるのです。
オランダのASMLフォールディングがTSMCやラピダスに最先端半導体製造に必要なリソグラフィ(露光)装置、製品システムを収めている事で、お分かり頂けるのではないでしょうか。
群馬県でも産官学連携やクラスター化を進める支援を行っているので、ドイツのクラスターの様に結果の出せる産官学連携やクラスター化を行う必要があると思います。
結果を出せる産官学連携やクラスター化を行う為に、群馬県に何が必要かを調べてみました。
群馬県で行っている産官学連携やクラスター化の支援で何が構造的に欠けているかは、市場起点の製品システム設計機能、役割分担を固定化するクラスター設計機能、長期的に勝ちパターン作る戦略総括機能がかけています。
これらを行わないと、何を作るかがない技術を活かせない、ドイツの様なクラスター化の仕組みを作れない支援になるのです。
詳細を説明すると、群馬県は自動車関連、精密加工、金型、板金、医療部品、樹脂加工などの高い加工力を持っていますが、何の市場を取りに行くかを設計する機能が支援者にありません。
現在の群馬は、個別部品や個別技術の集合で、市場を攻略する総合的な機能がない事が、最大の構造的欠落です。
支援が目的に向って体系化されていない為、個々の部品や技術の集まりになって、お互いを活かせない支援なのです。
個々の企業を活かす為には、コア企業、周辺専門企業、研究機関、金融機関、支援機関の役割を明確にする必要があるのですが、群馬県では研究会はある、産学連携もある、展示会もありますが、誰が市場を取りに行く設計者なのかが曖昧で、結果的に横の連携は交流止まりになり、役割固定が起きない、共同ブランドが生まれない等でドイツの様なクラスター機能になって行かないのです。
群馬県の現在の支援は、単年度補助、単年度事業、短期KPIですが、国際競争力のある製品システム作りは5年から15年単位で作り、技術の体系化の積み上げを行い、市場ポジションの固定化で生まれます。
しかし群馬県には、次の10年の市場を設計する総括機能がありません。
群馬県には、切削、研磨、プレス、樹脂、表面処理等強い技術があります。
しかしこれらの技術が、どの産業のどの部品に最適化される技術か、の体系化が行われていません。
その結果、受注型や下請け型、価格競争型ビジネスから抜け出せないのです。
世界で勝つためには、標準を抑える、規格に関与する、顧客の設計段階に入る、長期契約を取る必要がありますが、群馬県の多くの企業は図面が来てから加工や指示が来てから対応するになってしまい、市場をこちらから作る側になっていないのです。
群馬県が市場を設計して取りに行かなければならないのですが、何を作ればよいかを設計する機能がない為、市場を取りに行けないのです。
製造業の競争はグローバルで展開するので、待っているビジネスではダメで、こちらから市場を取りに行かなければならない市場です。
群馬県の現在の支援機関は、補助金紹介やマッチング、研修開催等が中心ですが、本当に必要な事は、この分野で世界を取ると言う戦略設計者ですが、支援者が戦略設計者になっていないのです。
群馬県にかけている構造的な課題は、市場起点の製品設計機能、役割分担設計機能、長期戦略総括機能、技術の体系化機能、市場創造機能が欠けているので、技術はあるのに勝つ構造がないのです。
これらは、多くの企業を生き残れる様にする為に必要なクラスター化を行うのに必要な事で、私たちの思考習慣では作り難い為、1つひとつ行う事の理由を理解して、徐々に進めるのです。
私の提案したい事は、何を作るかを支援側が決められる支援者を作り、支援者が作る製品システムを決められる様にして、前記したクラスターを作る為の、技術や支援者、支援の仕方の体系化を徐々に進め、交際競争力のある製品システムを群馬県のクラスターが作れる様にする事をお手伝いしたいのです。
支援機関の人達が、企業側に国際競争力のある製品システムを作れるような支援が、できる様にする為の体系化を行う時に、私はここで説明した様な事を理解していますので、力を使って頂ければとの提案です。
簡単に言うと、多くの企業が生き残れる様なクラスターを作る為に、群馬県の支援機関と共創を行い、少しでも多くの企業が生き残れるクラスター化のお手伝いをできればとの提案です。
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