質問をよく理解する為に、米国の教育機関で考えられた、質問を考えだす過程を表した図です。
目的は、適切な質問ができる様になる為に、質問とは何か?を理解する事です。
この過程を説明する事は、ここでは控えますが、質問するとは、どう言う事かを、参加者自ら考える様になり、他の参加者の刺激受けながら、質問するとはどう言う事か、を理解する事ができる、セミナーです。
質問には6種類ある
Οしつもん 投げかける事が相手の為になり、創造的な答えを引き出すもの
Ο挨拶質問 相手とコミュニケーションを始める糸口になるもの
Οクイズ 問い掛ける方が答えを持っていて、それを当てさせる答えが1つ
Ο疑問 質問する側が疑わしいと思う事を、確認する問い掛け
Ο命令質問 一見相手に問い掛ける様に見えるが、命令になっているもの
Ο尋問・詰問 相手を追い詰めて行く質問、相手の攻撃が目的
別な分け方として
問には、制限式と自由回答式があり、制限式は、情報のある部分引き出し、発展はない。
制限式質問は、急いで情報を引き出す時に役立ち、必要な情報が入る場合が多い。
又、脇にそれた会話を、元に戻す事ができる。気に入らなかったら、返品できますか?
同意の確認にも役立つ、では、賛成なのですか?
欠点は、そこで会話が終わってしまうので、次に繋がる発展はない事。
会話を始めたいのなら自由回答式にし、相手の思考を促し、意見を引き出し、アイデアを交換できる。
自由回答式の質問は、相手の
色々な事を、引き出せる。私たちは、制限式に慣れているので、自由回答式に慣れる必要がある。
質問づくりでは、制限式を閉じた質問、自由回答式質問を開いた質問と、言い区別している。
質問する為の心構え
質問をする際には、以下の心を持って、質問する様にする。
1、思い込みを捨てる
2、相手を信じる
3、愛の選択をする
4、どんな答えも正解
5、100%自分の責任
6、自分を満たす
7、答えるより、考える事を大切にする
自由に発想を広げる為の5つの質問
1、べき、思考をしない
2、できない事を考えない
3、自分を否定しない
4、見えない所こそ意識を向ける
5、あきらめない事、でもやり方を変える
習慣化したい自分への質問、自問
1、いい所はどこだろう?
2、なぜ?×5
3、じゃあーどうする?
4、どうなったら思考?
5、違いはなんだろう?
6、本当に?
7、今できる事は何?
上司やリーダーが自問すべき質問
Ο あなたにとって、理想の上司は、どんな人ですか?
Ο 部下は、どんな人に、育って欲しいですか?
Ο 上司としての、あなたの役割は、何ですか?
Ο 上司として、どんな事を大切にしたいですか?
お客様への質問心構え
1、お客様を幸せにする質問をする
2、−をなくし+を増やす
3、自分らしく、無理をしない
4、こだわりポイントを見つける
5、顧客の夢を広げる
6、自分なら、どんな人から買いたいか
上記した事から分かる通り、お客様の状況を探り、自分で何ができるかを問い掛けている。
営業力を高める質問
1、相手との距離を縮める質問
2、相手の困りごとを聞き出す
3、お客様の理想を聞き出す
4、興味を高める
5、買わない言い訳をなくす
6、欲しい気持ちを高める
7、次の予定を決める、質問をする事で、営業力を高められる
これは、営業マンの心得を、質問で、相手を納得させる技術とも言える。
営業のコツは、相手の心を開かせ、相手の状況を把握しその結果に対して、私たちにどんな事ができるか、を基礎とする。
顧客満足度を高める質問
1、相手のニーズを深く聞く
2、大切な価値観を聞く
3、相手の期待を確認する
質問を通して、お客様が持っている答えを引き出す様にする事がよい質問の仕方です。
売れる商品・サービスを作る質問
A、世に中には、どんな困ったことがありますか?
B、あなたが役立つ事ができそうな困ったことは何ですか?
C、なぜ、困っているのですか?
D、その人は、どうなったら最高だと感じると思いますか?
E、どんな商品やサービスがあると喜ばれると思いますか?
F、お客様は、既存の商品やサービスに、どんな不満を感じていますか?
G、どうすれば、もっと喜ばれますか?
H、どうすれば、実現できますか?
の質問を重ねる事で、売れる商品・サービスを作る事ができる例。
問題解決の為の質問例1
1、いま解決したい事は何ですか?
2、どうなったら最高ですか?
3、いま取り組んでいる事で、上手く行っている事は何ですか?
4、どうすれば、もっと上手く行きますか?
5、上手く行っていない事は、何ですか?
6、上手く行った事は、何ですか?
7、もし、何でもできるなら、どうすれば解決できますか?
8、すでに楽しんでできる事は、何ですか?
問題解決の為の質問例2
1、いまかなえたい事は何ですか?
2、かなえていない原因は、何ですか?
3、その原因を生み出しているものは、何ですか?
4、いま困っている事は何ですか?
5、なぜ、問題なのですか?
6、その問題を生み出している本当の問題は、何ですか?
7、いまあなたが取り組むべきことは何か?
8、解決したら、どんないい事があると思いますか?
やる気とパフォーマンスを高める質問
A、お金に困らないとしたら、どんな毎日を過ごしたいですか?
B、どんな時に、幸せを感じますか?
C、仕事を通して、手にしたものは何ですか?
D、仕事で手に入れられないものは、なんですか?
E、人生において、大切にしたいものは何ですか?
F、どんな環境だと、気持ちよく働けますか?
G、やりたくない事は、何ですか?
H、働くうえで大切にしたい事は、何ですか?
ビジョンを明確にする質問
A、あなたの会社の商品は何ですか?
B、その商品を通して、本当に売っているものは何ですか?
C、あなたの商品を買うと、どんな事がありますか?
D、あなたのお客様が増えると、どんな世になりますか?
E、世の中には、どんな問題があると思いますか?
F、どうなると世の中はもっと幸せになると思いますか?
G、あなたはどんな世の中にして行きたいですか?
H、ビジョンを形にする為に、あなたの会社にできる事は何ですか?
部下の力を引き出す質問6つのコツ
Ο 質問の目的を明確にし、相手の答えを大切にする
Ο 相手の為に質問する(この問いは相手の為になっているだろうか?)
Ο いいね、と受け止める。(目的は、部下の考えを引き出す事)○○って何だろうね?的に、部下と一緒に考える事を大切にする
Ο 口よりも耳を使う(傾聴を心がける)
Ο 盛り上がりを見逃さない
Ο 好き嫌いと仕事を分ける(違いを生かす考えが必要。質問が効果的出ないのは、100%質問する側の責任になる)
Ο いい所はどこだろう?の質問を習慣化すると、視野が広がり、課題解決法が、見え易くなる。人間関係もよくなり、組織の団結も高まる。
Ο なぜ?の問いかけは、物事の原因を探りたい時に有効で、全体像、本質も見える。見える化する事ができる。
悪者探しにならない様にする事が大切。
Ο 自分でコントロールできる範囲で自分でできる事や変われる事に関して、じゃあーどうする?は有効になる
Ο 現在の状況と違いを問う、違いはなんだろう?他との違いを問うと、本質に気づく事もある。
Ο 物事を決める時、自分の意見を生み出す時等に、本当に?と問うと、考えを掘り下げられる。
Ο 行動に移す為の自問、今できる事は何?自分にできる事を見つける効果あり
Ο 質問力で、色々な視点で見る事ができる様になる。相手の立場で考えるとどうなる?
Ο 相手の欲しがるものを聞き出す力が、質問にはある。どんなものがお好きですか?
Ο 心の距離を縮めたい時、相手との共通点を見つけ出す質問、趣味は何ですか?等の質問をする。
Ο アイデアを生み出したい時は、どう思う?と上司が部下に質問すれば命令にはならなく、共に考える姿勢が生まれる。
Ο どう思う、と部下に聞き、意見を聞き、その上で、何から始める?と聞けば、やらされ感なく、部下の意見を取り入れられ、会話が成立し信頼関係も築ける。
どう思う、で出てきた意見は、できるだけ取り入れ、共創して行く。
Ο 部下の愚痴・不満に対処するには、君ならどうする?が良い。
この質問は、自分事にする、効果がある。
Ο上手く行っている人のコツを知りたい場合は、さすがだね!どうやったの?と質問がよい。この質問は、上手く行っている人への質問で、この質問で、本人が成功を再確認できるのと、メンバーで成功を共有できる。
Ο 理念・ビジョンを摺り合わせるには、大切な事は何んだと思う?の質問
Ο 思考の制約を外したい場合は、もし、何でもできるとしたら、何をしてみたいですか?の質問がよい。もろもろの制約を外して考える様になる。
このもし、はアイデアを出す為にも、役立つ。
Ο やる気を高め、物事をスムーズに進めたい場合は、終わった時、どうだったら最高?の質問をする。何かを始める前に行うと、効果的になる。
上司と部下のゴールを一致させる、効果もある。
Ο 行動を促したい場合は、まず、何から始める?の質問がよい。
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