本文へスキップ

MIアイデア発想塾は、質問の力を使い、バランス・スコアカード、インストラクショナルデザイン、アクションラーニングを導入し、企業力を強化する組織です。    

アクションラーニングとは

優れた結果を出せるアクションラーニングとはどういうものか

「アクションラーニングの簡単な説明」

アクションラーニングは、どう会議を進めるかで結果が出せたり出せなかったりします。その為、アクションラーニングとは、どう言うものかを理解する事は重要な事です。

アクションラーニングがなぜ、優れた高度な結果を出せる会議になるか、簡単に説明します。

理由は3つあります。一番大きな理由は、問題を質問とその答えで解き明かす事です。優れた経営者やよいアイデアを発想する人が持っている能力から生み出すものに近い事を、グループで問題を質問とその答え合う事で解明できるからです。

理由は、グループで質問し合う事の効果、を見てください。

二つ目の理由が、振り返り、リフレクションを会議の途中と最後に行う事です。リフレクションは簡単に言えば、反省や検討です。

会議の途中と最後に行う事に意味があり、効果的に参加メンバーが反省や検討が行えるので、気づきが増え、会議で起きている事の判断や学ぶべきことの、反省や検討が行えます。

三つ目の理由は、必ず実行する事です。いくら考え検討しても、実際に行ってみなければ得られないものは必ずあります。

必ず実行する事は 試作品を作り試すようなものです。ここで得られるものは重要で、問題解決の重要なカギを得られたり、問題解決効果を増したりする気づきが得られます。

問題を深く掘り下げて原因や本質を掴み、会議の中で出てきた質問やその答の事、計画を立てる事、実行する事を反省したり検討したりし、実際に行う事で得られるものを全て有効に使う会議の仕方がアクションラーニングです。

詳細を説明すると、以下のようになります。

「アクションラーニング説明目次」

1、アクションラーニングとはどんな会議
      アクションラーニングの概略

2、どんな会議の仕方をするのか
      どんなことをして、どんな効果がでるのか

3、なぜ、優れた結果を出せるのか
  質問力 グループでの質問力 リフレクション 必ず実践する これらの組み合わせた力

4、具体的な方法と注意点
  6要素2ルール
  各段階の目的と効果
  良い質問の条件

5、当組織が行う事
  アクションラーニングをスムーズに進められるために

6、他の会議の仕方との違い
  出せる結果が違う

7、日本での導入が進まない訳

「1、アクションラーニングとはどんな会議」

アクションラーニングは、米国で話題になっている会議の仕方です。話題になった理由は、今までできなかった会議の成果を、アクションラーニングで出せる事が、分かってきたからです。

アクションラーニングは、1940年代に英国人のレグ・レヴァンスによって紹介されたもので、2000年頃から世界中に広がり始めた、優れた結果を出せる会議の仕方です。

この会議の仕方は、従来とは違う会議の進め方をしていて、解決したい問題を、質問と答えを通して明らかにし、問題を解決し易いように、優れた解決策になる様に再定義し、解決する方法を取ります。

現在の様な複雑性が増した社会に、適応した結果を出せる会議として、世界中に広まっています。

会議の仕方などアクションラーニングの詳しい事は、目次から探して頂ければ分かります。

普通の会議が、意見を出し合う形で進められる事に対し、アクションラーニングは、質問を中心に会議が進められる事と、リフレクション振り返りをする事で、多くの事を学習し、問題を本質的に、創造的に解決する方法を取ります。

アクションラーニングは、組織学、心理学、社会学、教育学、政治学などの理論を基礎に作られていて、問題解決、チームビルディング、組織学習、リーダーシップ開発、専門能力開発と言った多様な目的を可能にしています。

アクションラーニングの優れている所は、心理学、組織学を始めとしたいろいろな学問を統合して出来上がったものなので、効率がよく、高い成果が出せる上に、今までの会議では扱う事が難しかった、新たな価値を創造する事や、システム思考を必要とする複雑な問題が解決できる事にあります。

アクションラーニングは、始めるのに、特別な知識、スキルは必要なく、会議の中で、私たちの能力を開発し、リフレクッションから多くの気づきや学びを通して、今まで出せなかった会議の結果を出せる、会議の仕方です。

当HPが追求する、Why思考を続けて得られる物事の解明からくる理解と、似たような効果を出せるのがアクションラーニングです。

Why思考とアクションラーニングの似ている所、違う所を挙げてみます。

似ている所は、質問をし、答えを考える事で、問題や業務、ビジネスを解明し、理解する事です。
両方とも、質問を通して解明する事で、根本的な事が見えてくるので、優れた解決が出せる事です。

違う所は、Why思考は、各個人の頭の中で解明、理解が行われるのに対して、アクションラーニングは、会議参加者全員の力を借りて、問題や業務、ビジネスを解明、理解する事です。

その他にも、アクションラーニングは、多人数で行う為、リーダーシップやチームビルディング等、個人では得られない事を得られる事です。

「2、どんな会議の仕方をするのか」

アクションラーニングでは、会議を始める前に、アクションラーニング独自の決め事(2ルール6要素) をよく理解する必要があります。

普通の会議の仕方とは全然違うため、決め事をよく理解し会議を進め ないと、会議を上手く進められない事やアクションラーニングで本来できる優れた結果を、会議で出 せない事になります。

会議の進め方は、以下の通りです。

1、解決したい問題を選び、会議の問題とします。
→ 2、問題を、質問とその答えで、問題が賢く 解決できるように解明し、問題を再定義します。
→ 3、ALコーの質問で、今までの会議で出てきた解決策に繋がるような事を振り返ります。
→ 4、会議3までで得たものを基に、今回の解決目標を設定し、行動計画を作り、計画を検証します。
→ 5、行動計画を実行します。
→ 6、ALコーチの質問で、今回の会議で起きた事を振り返ります。

各段階の一つ一つに目的と意味があり、一つ一つの目的を達成する事で、他の会議では得られない結果を出せるのがアクションラーニングです。

出せる効果としては、問題解決をできるだけでなく、組織学習、チームビルディング、リーダーシップ開発、専門能力開発など、企業を発展させるためのスキルを得られます。

優れた結果を出す為には、例えば、今までの観方を変える質問をするとか、私たちに馴染みのない事をする事も必要になるので、徐々に慣れて行く事が必要です。

各段階の詳細については、各段階の目的と効果を、ご覧ください。