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MIアイデア発想塾は、生産性を上げる為に、質問力、バランス・スコアカード、インストラクショナルデザイン等を知恵ある方法で賢く使い、企業力を強化する組織です。

私の提案の要約

プロローグで説明した事の詳細説明

「なぜ洞察力を身につけると結果の出せる優れた判断や発想ができるのか」

米国をみて頂ければ分かると思いますが、洞察力を身につけると、日本企業ではできない、例えばGEと日立の収益差の様な事ができます。

この収益の差は、洞察力の差と判断できます。

洞察力をよく理解しないと、なぜ差別化できる様な、優れた判断や発想ができるかが理解できないと思います。

米国の例で説明すると、洞察力を養う為に、批判的思考とリベラルアーツ教育の2つの事を行い、物事を広く深く、物事の裏側に隠れているメカニズムや関係性、原因や本質などを解明理解し、多視点で考えたり他の分野の知識を応用して考えたりする事を行っています。

批判的思考とは、情報や知識をそのまま受け入れるのではなく、多視点でみたり、疑ってみたり、他の事と比較してみたりする事で、物事を合理的かつ客観的に捉える考え方です。
物事の実態に迫る観方をするのです。

リベラルアーツ教育とは、批判的思考で捉えた物事を、多視点で考えたり、違う分野の知識を応用したりヒントにしたりして新たな発想を生み出す基礎を作る教育です。

これらの事を継続して行うと、広く深い関係性で繋がった柔軟性のある知識を身につける事ができます。

関係性で繋がった広く深い知識を持てるようになると、物事を観たり聞いたりするだけで、その裏側で何が行われたり存在したりするかを見抜けるようになる為、物事の裏側まで考慮した判断や発想ができるので、表面的な知識、裏側がどうなっているかを理解できない知識より、優れた判断になるのです。

又物事を疑ったりして観るのでなぜ、なぜ?を行う様になるので原因や本質も見えてくるのです。

広く深い関係性で繋がった知識を持てる様になると、パターン認識ができる様になります。

パターン認識とは、AIで使っている技術で、多くの物事の中から規則性や一貫性のある特徴を見抜く力で、パターン認識ができる様になると、物事を分類したり予測したり識別したりできる様になり、物事を観たり聞いたりするだけで、どんなことをすればよいかとか、この物事はこうなると仮説が浮かぶ、物事を予測できる様になります。

この予測も、過去に経験した事を基にパターン認識で予測するので、当たる確率が高い予測になるので、戦略策定などで使えるレベルの予測ができるのです。

上記した事を理解して、私たちが行っている事をみて頂ければ、なぜ私たちが優れた結果、欧米の様な高収益事業を行えないかが分かるのではないでしょうか。

私たち日本は、人を知識の量で判断する傾向が強い為、知識を得る事に力を注いでいると思います。

知識を増やす事を目的に知識を得ている為、なぜ、その知識がそうなるか、と疑ってみる事はありません。

論理的思考で説明すると、結論が分かればよい、的に記憶するので、その根拠を考えないのです。

この習慣で記憶しても、物事の裏側に隠れているメカニズムや関係性、原因や本質を掴めるようにはならないのです。

物事の裏側などを考慮しない表面的な判断や発想では、結果の出せる優れた判断や発想にはならないのです。

例えば、IT技術は物事の裏側で行われて事が多く、生産性に大きく影響する事を見抜けないのです。

現在は30年以上経っていますので、このくらいの事は理解できますが、日本はIT技術の使い方や米国で開発されたビジョン経営などを、上手く使えない調査結果があるのです。

私たち日本は、技術開発は欧米並みにできます。

技術開発は高度な事ができるのだからビジネスも上手くできる訳だ、と考えている人もいるかも知れません。

そこを説明すると、どういう知識を持っているかで、違ってくるのです。

技術開発は、私たちが持っている関係性で繋がっていない独立した1つひとつの知識でもできるのです。

固定された知識、柔軟性のない知識でも技術開発はできるので、私たちは技術開発をできるのです。

しかし、ビジネスの様な人が行うものは、物事の実態が常に変わっています。

この常に変わるものの実態を掴む為には、多角的に観たり疑ってみたり他と比較して観ないと常に変化している実態がつかめないのです。

実態が掴めないで表面的な知識だけで判断発想しても、結果の出せる判断や発想にはならないのです。

ChtGPTでは技術力の事を、工学、情報技術、生物学、化学などの特定の分野において知識やスキルを有する事を意味する、と説明しています。

又同様に、知識が豊富でも物事洞察できないのは、私たちは批判的思考を習慣にしていませんので、固定的な知識では、物事を関係性で掴む事はできない為、物事を洞察できないのです。

なぜ、日本人が30数年経っても洞察力に気づかないかを予測してみると、
私たちは幾重にも重なった底にある原因などを掘り下げて考える事を行いません。
30数年前までは、私たち日本のやり方で高度成長を出来ました。
私たちは、知識を増やしその根拠を考えない習慣ですから、得た知識に判断を依存してしまい、過去の成功にこだわり固定観念で現在をみている事、などが重なって観えなくしているのではないでしょうか。

これだけ差別化できる判断や発想の基礎になる洞察力を、私たちの習慣では観えないので、ここ30数年の経済停滞の原因も、私たち日本に洞察力がない事が原因だと気づかないのです。

ChatGPTに問い掛ければ、その答えで気づく訳ですが、洞察力と言う言葉は知っていても、どういうものかを深く掘り下げて考えようとも思わないのです。

原因が奥底にあるものを、深く掘り下げて考える事で解明することを殆ど行わないので、自国の事でも、自国で解決できないのです。

洞察力を身につければ、深く掘り下げて物事を観るので、この様な事は自然に気づけるのです。

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