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MIアイデア発想塾は、生産性を上げる為に、質問力、バランス・スコアカード、インストラクショナルデザイン等を知恵ある方法で賢く使い、企業力を強化する組織です。

私の提案の要約

プロローグで説明した事の詳細説明

「格差意識が多く残る理由」

私たちは、日常の生活や仕事の中で、上下関係や男女差別がある事は気づいていると思います。

そこで、ChatGPTに、日本人の意識の中に男女格差や上下関係の意識が残る原因は何ですか?と問い掛けると以下の答えを返してきました。

1つ目に、歴史的背景として長く続いた封建制度と、明治時代の家父長制度の意識が今でも影響している事、
2つ目には、儒教の影響と伝統的な価値観が上下関係や性別の役割を規制している事、
3つ目は、教育制度が伝統的価値観を重視した制度で、労働市場が今まで挙げた理由で、男女の役割を分担する制度です。
4つ目は、経済成長期の過程行動が、男女の役割分担を行ったことが今でも続いている事と、労働市場や家庭のモデルから賃金格差がある事が、女性の社会進出を妨げている事。
5つ目は、メディアなどが今までの価値観を強調している事などが、日本人の意識の中に、男女格差や上下関係の意識が残る理由です、と説明しています。

現実に私たちが感じる格差意識には、どんな格差意識が残っていて、生活や仕事に影響を与えているか考えてみます。

一番多く感じるのは、上下関係の意識だと思います。

上下関係があるのが当たり前になっている為、意識はしないと思いますが、上下関係の意識は、私たちの行動に大きいな影響を与えています。

あなたは、目上の人と、同僚では付き合い方の意識が違うと思います。

次に感じるのは男女格差意識ではないでしょうか。

今の若者は違ってきているようですが、私の様な高齢者は、見た目が明らかに違いますので、差別的な目で女性を観ているのかも知れません。

女性は家庭を守るもの、との意識が引き起こす弊害は多いです。
後で詳しく説明するので1つ例を挙げると、女性の賃金は、男性の7,8割しかありません。

上下関係の意識が、人を上下関係で観る様になり、地位や学歴など形で人を判断する様になるのです。

又女性は家庭を守っていればよいとの男性の意識が、女性の社会進出を妨げ、女性には出産がある事もあり、働く人は男性より少ないだけでなく、女性の地位も低いです。

この意識が、人間関係にも表れ、グループができると、自然に上下関係を意識する人間関係をグルー内で生まれ、付き合い方もできた格差意識が作った関係で付き合う様になる為、忖度などを生み出しています。

簡単に言うと、何らかの格差意識に左右されて生活を送らなければならないのが私たち日本人です。

外国にも格差意識はありますが、特に欧米には日本ほどなく、日本より1人ひとりがフラットな関係の人間関係を作っています。

問題にしている理由は、この格差意識が多い事が、日本の経済停滞に大きく関わっているので問題にしているのです。

日本の格差意識は、社会システムや習慣を作ったり変えたりするほど、強く人の心の中にあります。

この日本人に強く残る格差意識が、現在に経済活動に大きく影響して行くのです。

私たち日本は、物事の観方捉え方が目に見えるものと他から得た知識で判断する為、ここで説明した心の中に残るものは意識をすることもないと思いますが、現実に日本にある教育制度などの社会システムや、私たちが疑う事もなく日常行っている習慣を深く考えると、後で説明する様な事が見えてきます。

私たち日本人は、根深い問題が起きても、辛抱強く原因を解明し、解決策を行うのではなく、私たちの経験で得たもので判断できないものは、そのままにして、新しい事を始める習慣の為、この様な本質的な事が見えなくなってしまう観方をしているのです。



「格差意識が生み出した社会システムや習慣が引き起こす経済停滞」

日本には現在でも上下関係や男女格差など、格差意識が私たちの心の中に多く残っています。

この格差意識が多く残る事が、現在の社会システムや習慣作りに大きく影響しています。

どんなシステムや習慣があって、私たち現在に生きている人達に、どんな影響を与え、経済活動でどんな結果になるかを、考えます。

私たち日本人に現在も残る人を差別してみる格差意識は、長く続いた封建制度が生み出したもので、非常に強い格差意識が、今でも多く人達の心に残っています。

上の命令で切腹までする、周りの圧力で自ら死ぬことを選ぶ、先進国ではないと思える強い格差意識です。

なぜここまで強い格差意識が現在まで残るのかは、格差意識が多く残る理由、をご覧ください。

私たちが行っている習慣から説明すると、私たちの習慣は、本質を追求しない、やってだめなら次の新しい事をすればよい、と言う意識を持って長い事生活やビジネスなどを行ってきました。

この習慣では経済活動に役立つ洞察力の力を理解する為に、本質的な反省からくる原因を追究して考える事がなかったので、格差意識は現在ではビジネスや生活においては障害になっている事を本質的に理解できません。

私たちは、難しい問題が起きた時に原因を追求して考え、原因を突き止め是正解決し、次の生活やビジネスが良くなるような反省を行わないのです。

昔は厳格な上下関係が残っていたのと、今ほど洞察力を必要とする市場でなかったこともあり、上司が行う事は絶対なので考えなかったのかも知れません。

又、格差意識がある事は地位の上の人にとっては、権力行使にも自己満足にもなるので、なかなか格差意識がなくならないのです。

この格差意識が明治時代に、家父長制を生み出し、家庭においての女性の位置を確立させ、女性は家庭を守るものとの意識を植え付けました。

これが今でも残っている為、女性の社会進出に限界があり、日本は世界的にも男女格差の非常に大きい国になっています。

これらの意識が、現在では社会進出や雇用にも表れ、地位のある人は少なくパートで働く女性が多く、女性は男性の10数%ぐらいの役職数や77%ぐらいの賃金にしかならない国になっています。

私たちは、格差意識を常に持って日常行動をしているので、地位の上の人達は、自分にとって優越感を得ているシステムですから、この意識を長く守りたいと考えるのは自然な事で、この格差意識を残す為に、人を評価し地位を与えなければならないので、人の評価をしやすい学歴社会を生み出したのです。

記憶力、何を知っているかで人を評価するシステムが出来たのです。

当時はその方法で、社会がそれほど多様性も複雑でもなかった為、支障はなかったのではないでしょうか。

それが証拠に、今まで習慣で30数年前までは高度成長できたのです。

ChatGPTでは、日本の教育制度が詰込み型の教育が主流で、自ら考え、深く物事を探求する機会が限られる、試験や入試に合格する為に定型的な答えを求める教育法、と表現しています。

私たちの習慣は深く考えない為、知識が豊富でも物事を洞察できない事は全然分かりませんので、従来からある固定観念で日常を過ごしているのです。

この教育法でできたシステムが一流大学に入って一流企業に就職することで得られる地位が格差意識を支え、企業や行政の中に上下関係の意識が生まれたのだと思います。

私たちは深い反省もしないし、原因を追究しない習慣なので格差意識が今でも支障をきたすほど残っていて、企業や行政の意思決定等に支障をきたす状態を招いている事も意識できないのです。

又日本で効率的に稼ぐには、知識を増やし一流大学に入って一流企業に、と言う人生設計の考え方が生まれ、若者は知識を増やせばなんでもできる、と言う現在では世界の変化に対応できない努力の仕方が良いと言う固定観念を生み出し、現在の若者も知識重視の考え方で努力しています。

それでも批判的思考がどういうものかは紹介されていますし、リベラルアーツ教育と言う米国で洞察力を養う為に行っている事を、日本でも取り入れている大学はありますが、本質を追求する習慣がない日本では、リベラルアーツ教育だけでは洞察力は養えない事もあり、日本に洞察ある地位の高い人は表れていないのではないでしょうか。
それとも同調圧力で潰されてしまうのでしょうか。

上下関係の意識があると、この意識が企業活動の中のコミュニケーションにも表れ、日本企業の意思決定は、上下関係だけでなく格差意識が生み出す同調圧力や集団主義にも影響され、儀式化された非言語の上下関係がある対立を避ける間接的なコミュニケーションで意思決定すると言う、非効率的な意思決定を行う事になるのです。

その上下関係や同調圧力等の意識は、上司や仲間の意向が重視されますので部下や仲間同士が真剣に考えなくなる等、様々な弊害が出てくるのです。

特にここ30年の様に、グローバル市場が大きく変化した時には、世代間の意思疎通が必要になってきているのに、意思疎通を上下関係の意識が抑制し十分にできないので、市場の判断を誤る事が増えて経済成長できないのです。

私たちの習慣には、物事を追求して考え、深い所にある原因を突き止め、是正解決することを、難しい問題になると殆ど行いません。

原因を突きとめるなどの行為を行わないのでは、洞察ある事は理解できないし養えないのです。

ただ単に問題を解決できないだけでなく、物事の深い理解も判断も正確にできないのです。

当然この格差意識は、社内のコミュニケーションだけでなく企業間に上下関係が生まれ、系列企業を生み出し、大企業有利に企業活動を行うのです。

そのために、知識の豊富な優秀な人達はみな大企業に行ってしまうので、中小企業は優秀な人材不足になりがちになり、DXも上手く推進できない状態が生じてしまうのです。

その優秀な人達が集まる大企業も、知識は豊富で様々な事はできるのですが、反面知識に固執する為固定観念が強く、今一番グローバル企業にとって必要な洞察力を身につけている経営者や社員がいない為、高収益事業を行えなくなり、日本の生産性が長期間低迷してしまうのです。

定型的な知識だけでは物事を洞察できない事など夢にも思わないで、従来の固定観念で日常のビジネスを行っているのです。

なぜこの様な説明をするかと言うと、この環境では、今グローバルビジネスで高収益事業、生産性の高い事業を行う為に必須のスキル洞察力は養えない為、私たちに洞察力がない事が、長期の経済停滞の原因になる事を理解して頂きたいからです。

この環境では、今後もIT化グローバル化が進む世界において、私たちが行う経済活動では、高収益事業を行えない、経済停滞が今後も避けられないと言う事です。

現実はAIやDXが普及し始めていることなどで少しは成長していますが、他国も成長しているので、国際競争力が上がって輸出が増えた、とはならないのです。

ChatGPTに日本を牽引する様な人達に何が足りないので経済停滞が起こるのか、問いかけてみました。

その答えは、リスクを取る勇気とイノベーション、グローバル視点と柔軟性、スピード感と意思決定力、批判的思考と洞察力が足りないと答えています。

詳細説明は行いませんが、これらの殆どに格差意識が生み出す洞察力が身につかない事が影響しているのです。

例えば、洞察力が身につくと先を予測する力が付きますので、リスクを取れる様になるなどです。

今でも残る格差意識が作った社会システムや習慣が、現在では様々な所、例えば知識の量を重視する習慣が、考える事を重視する洞察力を養う事を抑制する等で洞察力を養う障害として現れ、現在のビジネスで一番必要な洞察力を養う事を抑制し身につけられない為、日本は生産性が上がらない、先進国とは言えない国に成り下がったのです。

日本の社会では、知識を増やせば出世できるので、日本人は知識を増やす事には熱心ですが、上下関係の意識だけでなく、集団主義や同調圧力、縦社会や権威主義などの影響で物事を深く探る事、例えば原因を追究して考えなくなってきたので、私たちはより考えなくなってきているのです。

世界が高度化複雑化してきている中で、問題の原因を追究しないのでは、物事の捉え方が表面的な捉え方になってしまいます。

高度化複雑化した社会で表面的な事しかみていないのでは、物事の判断が表面的な事のみを考慮した浅い判断になってしまうので、優れたビジネスでの判断ができなくなり、生産性等が上がらなくなったのです。

グローバル市場で高収益事業を行うには、経営戦略の構築能力やマーケティングスキル、リーダシップスキルやイノベーション能力などがグローバル市場で通用する様なレベルのスキルが必要で、これらのレベルのスキルを発揮する為には、洞察力が必要になるのです。

今まで書いたことはオーバーではないかと思うかもしれません。
私たちが現在も持っている格差意識でこんな事起きるのか?と思うかも知れませんが、その時々の時代の人達の立場と意識を想像して頂ければ、現在の社会システムや習慣になる事が分かるのではないでしょうか。

特にここ30数年は、IT化グローバル化の影響で世の中がより高度化複雑化したため、本質を見抜く力である洞察力がビジネスでは必要になってきたのですが、私たちの習慣は表面的な捉え方しかできない為、全く洞察力の力に気づかず、30数年も殆ど経済成長しない国になったと思わざるを得ないのです。



「現在のグローバル市場で高収益事業を行うには洞察力が必要になる訳」

現在のグローバル市場で高収益事業、生産性の高い事業を行うには洞察力が必要になることを説明します。

なぜ、現在のグローバル市場が洞察力を必要とするかと、私たちには理解し難い洞察力とは何か、を説明します。

私たち日本の習慣では洞察力が身につかない為、私たちには洞察力の力を理解し難いと思います。

説明する側の本音で言うと、洞察力の力は、実際に洞察力を身につけないと理解できない、と思えるので、色々な説明をしても、私たちに理解して貰うのが難しいのです。

洞察ある事は洞察力を身につけないと理解できないのです。

現実に欧米が洞察あるビジネスを行っていても、洞察力を身につけていない私たち日本人は欧米の洞察あるビジネスを理解でいないのです。

この事が原因で、長期の経済停滞が起きていても、原因が日本人に洞察力がない事であることを気づけない可能性は大きいと思います。

又、少しぐらい体験しても身につかない為、体験を通して理解するのも時間がかかるので、目先を追う知識だけで判断する私たちには、理解納得することが難しいのです。

そこで、少し専門的な知識も含めて説明し、分からない専門知識をネットで洞察力とは、で調べるのではなく、ChatGPTなどAIで、グローバル市場で高収益事業を行うには、洞察力が必要だと思いますが、この洞察力とは、どんな力の事を言うのですか?敵に調べないと、ここで説明したい洞察力の事は理解できないと思います。

なぜなら、日本のネットでの説明は、私たちが複雑な説明を嫌う事もあり、簡単な説明しか行わないので、簡単な説明では、なぜグローバル市場で必要かは理解できないと思うからです。
理解できないと判断もできない訳です。

ただ単にChatGPTに洞察力とは、と問い掛けると、直感と経験、観察力と知識が組み合わさって発揮される本質や意味を見抜く力、と説明してきます。

この説明で、洞察力のない私たちが、どこまで理解できるでしょうか。

洞察力を身につけている人は、自分の体験でこの説明で理解できるのです。

内容を説明すると、洞察力を養うには物事を広く深く、物事の裏側に隠れているメカニズムや関係性、原因や本質などを理解する必要があります。

この物事を理解する為に、調べたり気づいたりして物事の裏側まで関係性がどうなっているかなどを解明理解するのです。

この解明するときに、新たな知識を得たり、世の中で起きている事などから気づいたりするのです。

その気づきは、答えではないか!と言うような直感を働かせて気づくのです。

関係性等に気づく為には直感が必要になるのです。
直感で感じた事を、論理的思考をして確かめ解明するのです。

又経験とは、直感を働かせて気づきを多くして物事を広く深く理解しないと洞察力は養えないので、直感を働かす経験を積まないと洞察力は養えないと言う事です。

直感は経験を積むと働きやすくなるので、洞察力を養いやすくなるのです。

観察力は、洞察力を養う為に必要な気づきを得る為には、物事を呆然と見ていたのでは気づきませんから、観察するように物事を観ないと気づかないと言うとこです。

最後の知識は、洞察するものに関して知識を事前に持っていなければ、気づきも生まれないと言う事です。

この説明で、洞察力を養うにはどんなことをするかが少し理解できたのではないでしょうか。

物事の裏側などがどうなっているかを観察的に観て、直感を働かせ気づきを得て解明し、その行為を広く深くする様な体験を積み重ねて行くことで洞察力は身につくのです。

この行為は、考えること自体少ない日本人にはなかなかできないので、この気づいて解明することをChatGPTに適切な問いかけをして、洞察ある答えを得る事で補うのです。

洞察ある事が理解できない私たちには、ChatGPTが答えてきたことが、洞察ある答えだとは分からないかも知れませんがChatGPTは洞察力のある米国の情報を大量に読み込んで答えてきますので、適切な問いかけさえできれば、私たちが考えるよりはるかに洞察ある答えを返してきます。

ChatGPTの私たちには理解できない答えを、どう解明して行くかも、コツがありある程度は解明できるのです。

物事の裏に隠れているメカニズムや関係性、原因や本質などを広く深く理解できれば、その知識を基に、裏側を理解していない人達より優れた判断ができる事は理解できるのではないでしょうか。

洞察力の力は、それだけにとどまらず、優れた判断をした物事から優れたアイデアを出す事も求められるので、真の洞察ある人は、イノベーションを起こせる様な発想力もあります。

その為には、優れた判断ができるだけではだめで、優れたアイデアを出せる基礎も必要です。

その為に、米国ではリベラルアーツ教育を行っています。

この教育は、視点を変えて考えるアイデア出しに必要な方法とか、違う分野の知識を得て、その知識を応用したりヒントにしたりして、優れたアイデアを出せる様にできる為の教育です。

ここから少し専門的な言葉が入りますが、洞察力を養う為に、上記したことを行っていると、関係性で物事を捉えられ、パターン認識ができる様になります。

人間社会は関係性でできていますから、関係性で物事を捉えられれば、物事を実態に近い形で捉えられる様になるのです。

私たちの他からに入手する知識は、そのまま記憶する為、断片的な知識しか得られないのです。

次のパターン認識は、AIで使っている技術で、洞察力が身につくと、多くの物事の中から規則性や一貫性等のパターンを見つけ出せる様になる、パターン認識ができる様になります。

パターン認識ができうる様になると、物事を分類したり予測したり識別したりする事ができない人より優れた事できるので、そのまま受け入れる知識ではできない、複雑な物事の本質や原因が見抜ける様になるのです。

私たちが得ている、断面的な知識では、物事を洞察できる様にはならないのです。

物事の目に見えない裏側まで、広く深く関係性や本質を掴める様にならないと、洞察力は身につかないのです。

努力が必要な代わりに、洞察力のない人にはできない、関係性やパターン認識で物事を捉えられ、洞察力のない人には見抜けない事を見抜いたり、考えつかない事を考ええ出せたりするのが洞察力なのです。

洞察力のある人はこれらの基礎があるので、優れた判断発想ができる為、高収益事業、生産性の高いビジネスができるのです。

次に、30数年前までは高度成長できた日本が、なぜバブルが弾けてから急に成長が止まってしまったのか、原因を知る必要があります。

この原因を作ったのは、30年前ごろから始まったIT化グローバル化の影響です。

IT化グローバル化で市場が大きく変わったことが原因ですが、私たちは原因を深く追求して考える事を行いませんので、何が原因かを認識できないのではないでしょうか。

ご自身の30年間を振り返って頂ければ変化している事は分かると思います。

30年前は、今では当たり前のスマホはなかったのです。
スマホはIT技術を寄せ集めて作ったもので、昔では考えられない事ができます。

例えば世界中の情報をリアルタイムで世界中の多くの人が知る事ができます。

このIT技術は、行うビジネスを複雑で高度にして行くテクノロジーですので、行うビジネスは高度化複雑化してきています。

又グローバル化は、物流網を発達させ、情報のフラット化と相まって、基礎インフラがあれば、世界のどこでもモノを作れるようになりました。

この二つの変化から競争相手が増え、ビジネスが高度化複雑化した為、これらの変化に対応するには、競合他社との差別化を行わないと高収益事業が行えなくなったのです。

この差別化するビジネスに、洞察力が非常に役立つのです。

上記した様に、洞察力が身につくと、複雑な問題でも関係性やパターン認識で捉えられるので、例えば、物事を俯瞰視できる為、全体から部分を観られる様になるなどができる様になるのです。
世界の情勢から日本を観られる様になるのです。

トヨタの例で差別化を説明してみます。
トヨタは60年以上も前から改善と言う名目で、最初は製造工程の改善から始めています。

その代表例が、生産ラインで不具合が起きた時ラインを止めてでも、なぜ?を5回繰り返し原因を突き止める事を行っています。

この改善を、他の部分にも広げて行って、車種は違っても基礎部品は同じ等、フレキシブルな生産体制を築いたり、これらの基礎を基に車種を多く販売し、顧客が気に入った車を選べるようにしたり、顧客に寄り添い、作るのは早く安く車を提供している企業です。

その上に品質が優れているので、顧客にとって一番困る故障が殆ど起きません。

これらができるのは技術開発だけでなく、複雑化した売れる車づくり全体を俯瞰視して、各部門を最適化している洞察力です。

ただ単に生産ラインで不具合を発見改善するだけを行っている訳ではないのです。

企業全体を連携して改善しているのです。
改善は部分最適を狙ったわけではなく、企業のやる事全体に改善が浸透した洞察ある企業と言えるのです。

日本の強みである部分最適化を、これも強みであるすり合わせ技術を使い企業全体に浸透させた改善を行っている企業がトヨタなのです。

トヨタが洞察力を意識して現在行っている事を行ったのではないと思いますが、洞察力に必要ななぜ?を長い事行ってきたことは事実で、結果的に洞察あるビジネスを行っているのです。

トヨタは企業規模を活かし、車を買う楽しさを、体験を通して買える差別化を行っている企業です。

また韓国のサムスンも、洞察ある企業です。
サムスンが30年間で日本の家電メーカーを凌駕する売り上げを達成できた背景には、いくつかの洞察力に基づいた戦略的なビジネス判断があるのです。

その具体的な要因を挙げると、サムスンはグローバル市場への積極的な進出を行っています。

サムスンは、早期にグローバル市場の成長可能性を見抜き、特にアメリカやヨーロッパ市場でのプレゼンスを強化しました。

日本の家電メーカーが国内市場に重きを置いていたのに対し、サムスンは国際市場での拡大を優先したのです。

例えば、サムスンは現地のニーズに合わせた製品開発を行い、ブランドイメージを確立しました。

また、現地に製造拠点を置き、コスト削減と供給の迅速化を図ったのです。

その他にも、技術革新や半導体に巨額の投資をしたり、製品の開発から製造、販売に至るまで垂直統合モデルと構築したり、ブランド価値を重視し、製品をブランド化したり、迅速な意思決定ができる文化を構築したりして、今では日本の家電メーカーの3から5倍以上の売り上げのある企業になってきています。

これらを日本企業は、洞察力がないからリスク管理が上手くできないなどの理由で出来なかったので数分の一の売り上げになってしまったのです。

こんな事ができるのが洞察力の力なのです。
洞察力があれば、差別化を生み出せるビジネスができるのです。

洞察力のない日本人が一番分からない事は、パターン認識の力だと思います。

実際に洞察力を身につけないと、先がどうなって行くかが分からないと思いますが、物事の根拠1つひとつを理解し関係性で物事を捉えていると、この様な状況の時はこうなったと言うパターン認識でき、この場合はこうなる、と物事を予測できるのです。

1つひとつの物事の根拠を理解し関係性で捉えていれば、1つひとつのパターンを深く理解できるので、分類も、予測も、識別もはっきりできるのです。

私たちが得ている知識は、物事の根拠1つひとつを分かりませんし関係性で物事を捉えていませんので、パターン認識ができないので先が予測できず、リスクを避けるのです。



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