前説で説明している通り私たちの習慣は、物事の論理を自ら解き明かす様に考える事を殆どしない習慣です。
良くて物事を整理する為に考えているだけです。
ビジネスを始めとした物事の論理を自ら解き明かす論理思考ができれば、自ら物事の本質や原因等を解明理解できるだけでなく、目に見えない物事の裏側にあるものや起きている事等の関係性や構造、メカニズムなどを解明して理解できるので、物事を洞察できる様になります。
洞察力とは、目に見えているものから本質を見抜く力であり、目に見えないものまで1つひとつの物事の違いや差等を見分ける事で、目的に対してこれは合う、これは合わない等を見通し、適切な判断ができる様になる力です。
私たちの習慣は、この洞察力を培える習慣ではないのです。
私たちが行っている習慣的な物事の見方捉え方考え方を振り返って欧米と比較すれば見えてくると思います。
私たちの習慣は、物事の表面的な事だけよく見て、物事の背後に隠れているものを追求して考える事をしません。
又問題解決法も、自ら問題の原因を追究して考える事をあまりしません。
特に難しい問題になると、殆ど原因を追究して考える事はなく、知っている人に聞くか、調べたりして問題を解決しています。
この習慣では、物事を論理的に理解できないのです。
論理的に物事を理解し、優れた結果を出す為には、常にビジネスを始めとした物事の論理を自ら解明理解し、その理解を基に他の物事の論理と結び付けたり、関連付けたりして論理を繋げて理解する事で、高度な論理も分かる様になり、物事を洞察できる様になるのです。
私たちの習慣は見えているものや知識を基に物事を観て問題を解決しようとするので、実際には問題の論理を自ら解き明かす様な事は殆どしないのです。
問題の論理を自ら解き明かせないのです。
私たちの習慣は、普段から論理的に考えていないのです。
私たちの習慣では、自ら物事の論理を解き明かす力が育たないのです。
この習慣では、知恵や発想力の基になる洞察力を身につける事ができないのです。
洞察力が身についていれば、物事の違いや差、本質や原因、関係性やメカニズム等を理解できる為、これを基に適切な判断ができる様になるので、知恵を出せたり、発想力を発揮できたりして生産性を上げる事ができる様になるのです。
なぜ、洞察力を身につけると知恵を出せたり、発想力を発揮できたりするのか?が問題になります。
知恵を出せる様になるのは、物事の洞察を通して目的に合った適切な判断ができるからです。
知恵を出す為の基になる、無駄なく効率的で効果的になる様な物事の判断が洞察力を身につければできるからです。
発想力が発揮できるのは、1つが発想力は既存要素の新しい組み合わせで生まれるからです。
これを可能にする為には、既存要素を詳しく知り判断する事が必要だからです。
見た目だけでなく、物事の裏側など隠れているものまで詳しく知っている必要があるのです。
追求する様に考えれば洞察力を培え、既存要素の裏側まで知る事ができますので、既存要素の優れた組み合わせであるアイデアが出せる様になるのです。
もう1つが洞察力を培う為には、自ら物事の論理を解き明かす力が必要で、その力が追求する様に考える習慣化ができていると身についてきます。
自ら物事の論理を解き明かせる様になるのです。
この力が身につけば、物事の論理を繋げて理解できる様になり、新たな問題が起きた時等仮説が立てられる様になります。
この仮説を立てられれば、その仮説を検証できる物事を見つけ出せば、1つ上の問題でも原因を突きとめられ、解決策も考え出せる様になります。
この仮説を立てて考えられる様になる為には、物事の論理を繋げて理解する洞察力を培う捉え方考え方が必要になります。
過去の論理の繋がりから新たな問題の論理を想像する仮説が立てられる様になります。
適切な判断の基の仮説は実現可能性が高いので、優れたアイデアになる可能性が高いのです。
物事を見通せる力とその論理の理解から、物事の論理を繋げたり組み合わせたり関連付けたりできる様になるので、優れた既存要素の組み合わせであるアイデアを出せる様になるのです。
私たちの習慣は、知恵を出す為に、発想力を発揮する為に必要な洞察力が培われない習慣なので、知恵を出す事も発想力を発揮する事もできないのです。
@でグローバル市場が、IT化グローバル化の影響で人の価値観まで変えてしまった事を伝えました。
IT化は情報格差を縮小し、グローバル化はもの作りの拠点を多様化し、販売先を多様化しました。
又ビジネスの仕方が高度化複雑化して、利益を多くする為には、他社では作れないものを作るだけでなく、差別化も難しくなり、何をどう作りどう販売するかの優れたシステムを構築する必要が出てきました。
他にも複雑化してきた市場を洞察して、今までにないどんな製品を作るかが重要になってきました。
これらは全てIT化グローバル化の進展がもたらす新たなテクノロジーや変化した市場を的確に掴み、変化した市場やテクノロジーなどに対応した対策を打つ必要が出てきました。
翻って私たち日本の習慣は、目に見えないものを追求して考えない事や、知識として知っていても、その知識を掘り下げて考える事が無い表面的な知識でビジネスをする習慣です。
この習慣では、知識として知っていても、その言葉が意味する事を良く理解できないので、知ってはいても行動に結びつかない為、表面的観方でビジネスをする事になり、現在の複雑化多様化したグローバル市場に曖昧な対応しかできなくなってしまうのです。
又私たちは、無意識に浅い観方でビジネスをしているので、意識が目に見えるものに固定してしまい、視点を変えて、私たちの習慣を俯瞰視して、他国と比較する様な事はしない為、私たちの習慣が、現在のIT化グローバル化の進展で変化した社会に対応できなくなっている事も気づけず、ただただ高度な知識を得る事に終始する習慣を続けるだけになってしまうのです。
私たち日本の生産性が30年間も低迷しても、私たちの習慣は、これを追求して考えるのではなく、高度な知識を得て、その知識で最先端のビジネスをしようと言う習慣である為に、生産性の低迷理由も追求して考える事もないので、生産性が上がらないのです。
ただ現実には生産性が低迷しているので、30年間殆ど賃金を上げる事ができない為、近頃は、賃金を上げる為のテクニックは行われますが、賃金が上がっても豊かな生活が送れる様にはなりそうもないです。
なぜなら、賃金を上げる為のテクニックであるからで、生産性が上がらない中の賃金を上げる策であるからです。
私たちの習慣的な捉え方は表面的である為、深い意味を持つ知恵の概念がどう言うものか、その意味が分かり難いと思うので、私は私たちの習慣は、物事を無駄なく効率的で効果的に行う知恵がだせない習慣だと表現していています。
別な言い方をすれば、知恵とは無駄なく効率的かつ効果的に物事を行う為の判断力です。
これが私たちの習慣では身につかないのです。
そうするとIT化グローバル化の進展で変化した社会に、私たちの習慣では対応できなくなるので、より私たちの習慣を強化して結果を出そうと知識を増やす事に取り組む訳です。
しかし私の想像ですが、私たちは知識を多くすれば物事を洞察できる、と思うかもしれませんが、知識の量と物事の洞察は全然別物です。
物事の裏側まで理解しそれを関連付けて、なぜそうなるか?の理由を理解しないと、洞察力は身につきません。
その結果私たちの習慣では対応できない事を洞察できないので結果が出せなくなる為、やる気をなくす方向に向き、益々考える事をしなくなってしまうのです。
逆の事をし始めてしまうのです。
私たちは優れたアイデアを出す為には、視点を変えて観る必要がある事を知っている人は多くいます。
しかし私たちの習慣を疑い、それを追求してあきらめずに考える人は殆どいません。
この状況では、現在の状態になるのは仕方がない事です。
私がここに書いた事を、優秀な人でも気づけないで、習慣でいつもの通り行動しているのです。
これでは現在の習慣で一生懸命働き続けても、グローバル市場で優れた結果は出せないのです。
ここまでの説明で、グローバル市場で欧米並みの生産性にする為には、何が必要か、がご理解頂けたのではないでしょうか。
私たちが知恵を出せる様にする必要があるのです。
私たちの習慣は、無意識に目に見える物事の差や違い等を追う観方で、なぜ差や違いなどが生まれるかを追求しない習慣です。
私たちの意識は、目に見える、見えないかと知っているか知らないかで、意識するかしないかが決まる見方捉え方です。
私たちの習慣は、目に見えているものを意識する事ですので、目を開いている以上、見えているものに意識が固定し易い見方捉え方になるので、無意識に行動する事が多くなってしまうのです。
一方欧米で行っている物事の見方捉え方は、目に見えるものを意識して見ますが、日本ほど、見えているわずかな差や違いなどは私たち程気にせず、その代わり見えている差や違いなどが、なぜ起きるのか?と原因を追究したり、他から得た知識が、なぜそうなったりするのか?等知っている事と、記憶しようとしている事とを整合性を取る為に考えます。
現実にあるものや起きている事の裏側などを追求して考え、解明理解します。
その為、目に見える物事から原因や本質、関係性やメカニズムなどを知ろうと、物事の論理を解き明かす事をします。
私たちの習慣とは、かなり違う捉え方考え方をしている事が分かります。
現在のグローバル市場にどちらが対応できるかは、@の市場の変化を読んで頂ければ分かると思います。
それなら私たちの習慣で、今のグローバル市場を攻略できるかが問題になります。
私たちの長所は高度な知識からの発見や技術開発であり、それを微妙な差を見分けられる感性で行う事になります。
この力は、欧米にも負けないと思います。
ただ、何を発見すれば大きな市場を掴めるか、の市場の洞察ができません。
技術開発も同様に、どんな技術を開発すれば、大きな市場で優位に立てるかの洞察ができません。
工夫改善もトヨタの様に徹底して長期間行わなければ差別化にはなりません。
私が、私たちの習慣を変えると言う、非常に手間の掛かる事をしなければならないと思った最大の理由は、私たちの習慣では、目に見えない変化に気づけない事で、自ら追求して考えなければ解けない問題が多くなる現在のグローバル市場で、この習慣では気づけないのですから、対策も取れなくなり、そのままになってしまうと言う事です。
他国が追求してどんどんビジネスを進めているのに、日本だけが手をこまねいて何もできない状態になってしまうのです。
現実に30年間の生産性の低迷で、これは証明していのではないでしょうか。
この欠点を是正しないと、世界の変化に取り残される事になります。
今はグローバル化が進んで世界が変化しているのに、その変化にきっちと対応できなくなってきているのです。
その原因は、知る=できる、で済ましてしまう習慣が、生産性の低迷の原因になっている事に気づけない私たちの習慣にあるのです。
知っているだけでは、言葉で表したものがどう言う論理でできているかが分からない為、知る=できる、はただできるだけになってしまい、賢くできないのです。
私たちは、私たちの習慣を俯瞰視して、世界と比較する様な視点を持てない習慣が、この様な状況を生み出しているのです。
唯一可能性がある事が、日本食を始めとした観光立国を目指す事です。
現在70数億人の人口を抱える地球で、今後美味くてヘルシーで、食材も少なくて済む和食は、世界中に受け入れられると予想できるので、観光立国には可能性があると思えます。
ただ、世界の需要を洞察しないと、観光立国になっても利益を出せません。
やはり、手間はかかっても、私の提案通り、私たちの習慣を、物事を追求する様に考える習慣に変える方が、生産性を上げる事ができるのではないでしょうか。
理由は単純ではなく、私たちが実感として分かる理由は殆どなく、色々な理由が複合的に組み合わさって、30年間もしかすると今後も続く生産性の低迷に悩むかもしれない、今後の私たちの行動にかかっている問題です。
教育改革が10数年前から行われ、今後私たち日本人も、欧米の人の様に考える様にはなると思いますが、現在までの私たちは、識者が言う通り考えなくなってきていると思います。
それはTV番組を見ても、何を知っているかや物事の差や違いを問う事ばかりの番組しかない事で、ある程度は推測できます。
今までの説明を読んで頂ければ分かる通り、日本の生産性が長期間低迷している理由は、私たちの習慣にしている物事の捉え方考え方が、IT化グローバル化の進展で変化した市場に対応できなくなった事が理由です。
捉え方考え方だけでなく、問題解決法も学びも、自ら物事の論理を解き明かす様に考える事は殆どないので、現在起きている問題を、私たちの習慣的な捉え方である浅く狭く捉えてしまい、できる事はできるのですが、生産性の高い欧米の様にはできないので、生産性が長期間低迷してしまったのです。
私たちの習慣では、新しく起きる問題や難しい問題は解決できないので、その事を補うために知識を増やし問題を解決しようとするのですが、知識から行うできるでは、知識はその言葉の論理を自ら考えた論理で解決する訳ではないので、できても一を聞いて十を知る様にはならない為、知恵ある事ができないのです。
できても、ただ表面的にできるだけになってしまうので、グローバル市場では、生産性を高くする事ができないのです。
なぜなら、知識からできる様になる事は、この情報化時代には、どこでも情報が入るので、情報(知識)からできるでは、他国と差別化が難しく生産性を高くできないのです。
又私たちの習慣は、自ら物事を追求して考える事をしない習慣である為、気づく事が少ないので、私たちの習慣の欠点も気づけなく、グローバル市場の変化も自ら気づくのではなく、知識として知るだけになってしまうのです。
私たちは目に見えないものは、知識や情報にならないと気づかない習慣なのです。
私たちの習慣は、分からない事は知識として探し、自ら解き明かす事が無いので、物事の捉え方が深くならない知識として知る事しかできないのです。
この習慣は、知識情報を察知できなければ一生気づけないまま終わる、無知の不知状態を生み出すので、無名の私の提案がなかなか理解して貰えないのです。
私たちは、物事を追求して考える事をしませんので、30年間も生産性が低迷している理由を分かっていません。
又知識情報を察知できなければ気づきが生まれ難い無知の不知になり易い習慣です。
物事を疑って見て考える習慣はありません。
私たちの習慣を俯瞰視して、欧米と比較する事もしません。
私たちの習慣では洞察力を培う事ができない為、知恵を出す事も、発想力を発揮する事もできません。
この様な習慣では、現在のグローバル市場で生産性を欧米並みに高くする事はできないのです。
私たちの習慣的な物事の捉え方考え方がIT化グローバル化の影響で大きく変化した市場に対応できなくなったので、私たちの習慣を、変化した市場に合わせ変える必要があるのですが、私たちが、自らの習慣を変えられるかが問題になります。
今回の様に、物事の捉え方考え方の習慣を変える事は、習慣を変えるものの中では一番難しい事です。
又私たちは、目先を追う事を無意識に一生懸命やっている事が殆どで、その上追求する様に考える事をしない為、メタ認知能力を培えません。
この状態では、私たちの習慣を変える事は、不可能に近い状態です。
ただ、目に見えるものは一生懸命追うし、外からのアクションにはよく反応します。
私たちの習慣を変える目的は、考える事を増やし、私たちが論理思考をできる様にする事で、追求する様に考える習慣をつける事です。
今まで考えること自体をあまりしなかった私たちが、追求する様に考える習慣をつけられるかが、問題になります。
一見不可能に思われるこの状態でも、可能性がありました。
それは、質問する事される事が生み出す力です。
私たちは、質問を使い物事を追求して論理を解き明かしているのです。
私たちは、質問を使えば物事を追求する様に考える習慣化ができるのです。
私たちは、質問力の表面的な事しか見ていないのでどうしてか?と思うと思います。
例えば、追求する様に論理を解き明かす様に考える時は、どんな時でしょうか?
他人から質問されたり、自問したりしたした時が殆どだと思います。
この自問は、自分が自分にしている質問です。
私たちは、質問を介して追求する様に、論理を解き明かす様に考えるのです。
原因を解き明かす為に、なぜ?なぜ?と問い掛けを繰り返す事を知っている人は多いと思います。
又、Whyでなければ物事の本質は解き明かせません。
質問には、追求する様に考える力があります。この力を使うのです。
そうすると質問力を上手く使えば、私たちも追求する様に考える様になるのです。
それを習慣化できるまで辛抱強くやれば、私たちでも追求する様に考える習慣化ができる訳です。
私たちは無意識に物事をする事が多いので、自分の意識をコントロールできません。
しかし、外からの刺激にはよく反応します。
つまり、他人から質問をして貰う事から始める習慣化を行うのです。
物事を追求し解き明かしたい物事を質問形式にして、初期の頃は他人から質問して貰うのです。
これを続ける事で、その人が追求する様に考える様になります。
質問され答える事に慣れてきたら、自ら追求する様な自問を考えて、自ら考える様にするとか、他人と物事を追求する様な質問をし合う様にして、自ら物事を追求して考える癖をつけて行くのです。
これらの行為に慣れて習慣化するまで行えば、ビジネスを始めとした物事を徐々に解明が進み、物事を洞察できる様になるのです。
要は、自らの意志で物事を追求する様に考える習慣化ができるか否かです。
この方法であれば、私たちの苦手な、自らのモチベーションで物事を解明して行くのではなく、初期の頃は他人の力を借りて慣れさせ、慣れてきた頃から物事を追求する様に考える習慣化ができます。
私の提案の特徴は、質問の力を見つけ出し、それを知恵や発想力を発揮する為の土台になる洞察力を培う為に、質問力を使い追求する様に考える習慣化を図る事です。
この方法であれば、私たちの知恵を出せない習慣を、知恵が出せる、発想力を発揮できる習慣に変えて行けるのではないでしょうか。
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生産性を上げるとは
質問力とは
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