私たちはこういう観方はしないのですが、IT技術IoTは、人と人、人ともの、ものとものを結び付けて付加価値を生み出しています。
IT技術は、デジタル化できるものは、なんでも結び付ける事の出来る技術です。
結び付ける際に、IT技術でできる事、判断、操作、制御、命令、分析などを行い、有効な結果を出せるのがIT技術IoTです。
何と何を結び付け、どんな処理をすれば、付加価値が生まれるかを考える事で、付加価値を生み出せるのがIT技術IoTです。
発想力の所でも説明していますが、付加価値を生み出す発想の基礎は洞察力です。
IT技術IoTは、人とものを結び付ける事で付加価値が生まれるなら、IT技術IoTは、発想力が役立ち、洞察力も役立つ事になります。
そうすると、洞察力があるかないかで、IT技術IoTをどう活かすかが違ってきます。
IoTの、一つの例を挙げてみます。
今注目が集まっているAirbnb民泊サイトは、ネット経由でドアーの開け閉めができる、IoT製品のカギを利用した宿泊サイトです。
ネット上で、宿泊を希望する人を集め、募集した人に、宿泊先のカギを開けるキーをネット経由で送り、募集した人は、宿泊先に行って、ネット経由で手にしたキーを使い、宿泊先のカギを開けます。
これで、募集した人は、宿泊できる訳です。
このIoTシステムは、人ともの、旅行者と宿泊先を結び付けて、付加価値を生み出しています。
IoT製品の場合は、センサーが人手の代役をするのですが、原理は同じです。人ともの、ものとものを結び付け、付加価値を生み出すのがIoT製品です。
IT技術もSNSやチャット、ネット会議など、みな人と人を結び付け、付加価値を生み出しています。
私たちは、IT技術IoT製品を、この様な捉え方はしないと思いますが、突き詰めれば、IT技術IoTは、人ものを結び付けて、付加価値を生み出しています。
洞察力、発想力があるかないかが、成果を出す為には、大きく影響します。
米国のIT企業を深く観察すれば、洞察力、発想力を使い、企業運営を行い、大きな利益を得ている事が、観えてくると思います。
私たちは、イノベーティブな企業が、どのような方法で、企業運営をしているかを、洞察できませんので、洞察力の力を認識できません。
洞察力があるないが、企業活動に、どのような影響を与えているかは、直接観えない事なので、私たちには観えません。
しかし、洞察力があるないは、企業活動のあらゆる所に影響を与えています。
企業活動をするにあたり、利益を確保するためにやらなければならない事は、多岐にわたり、非常に多くの事をしなければ、利益は生まれてきません。
この非常に多くのやるべきことを、最適な方法で行えたら、非常に効率的に、賢く企業経営ができます。
最適なものを選べる力が洞察力で、洞察力があるかないかは、企業活動に大きな影響を与えます。
洞察力があるかないかは、漫然と観ていても気づくことはありません。なぜなら、洞察力とは、一つ一つの物事に疑問を投げかけ、一つ一つを解明し、物事を包括的に理解する事で生まれる、物事を見通す力だからです。
洞察力を、直接見る事はできませんし、洞察力から生まれる事も、直接見えない事が多いので、私たちには、分かり難い概念なのかも知れません。
最適なものを選び出す事は、企業で行っている一つ一つの物事を、他企業や理想とする事と優劣を比較する事で、できる様になります。
漫然と観ていては、比較もできないので、最適なものを選び出せないのです。
また、私たちが行う事と、比較するものの内容を、分かっていないと、最適なものを選び出す、比較はできません。
例えば、古い茶器を鑑定する事を例に説明すると、鑑定する茶器だけを観ていても、鑑定はできません。
同様の茶器を多く観て、違いを見極められなければ、鑑定する茶器の値打ちは分からないと思います。
翻って、御社のビジネスを鑑定できますか?業界の事、顧客の事、競争相手の事、技術の事など多くの事を見極められなければ、御社のビジネスを鑑定する事、洞察する事は、できないと思います。
この見極めをする力が洞察力です。
ビジネスに生活に、洞察力のある人組織は、一つ一つの生活や業務でやる事を、見極めできますので、最良の方法で、業務や生活を進められます。
洞察力と言う物事を見通す力を培う方法は、一つ一つの物事に、疑問を投げかけて解明するWhy思考を続ける事で、物事を見通す力を培ってゆきますので、一つの解明がまた次の疑問へ、と言うように、広く深く広がります。
この捉え方が、洞察力を培いますので、洞察力は、物事全般に付いてくるのが普通です。
一部分に洞察力を培う事はできますが、普通は、洞察力を培う過程は、ビジネスに、人に、IT技術にと、興味疑問から広がるので、全般的になります。
他所の事を洞察できる様にするには、私たちが洞察力を身につける事です。
今までの説明で、ある程度は分かって頂けたのではないかと思いますが、ビジネスを始めとしたいろいろな事を洞察できるようにするには、洞察したいと思う事に興味を持ち、追求して行く事で、洞察したいと思う事を、見極める力を付ける事です。
御社のビジネスを洞察をしたいのであれば、御社のビジネスに関係があると思われる物事全部を追求して、一つ一つの物事を解明しなければ、御社のビジネスの洞察はできません。
洞察には、完璧な洞察と言うものはなく、どこまで洞察できたかで、見通せる範囲が決まってきます。
洞察力を身につける過程は習慣化を伴いますので、無意識のうちに、時間とともに洞察力が付いてきます。
洞察できる範囲は、その人の能力と、努力で決まってきます。
洞察力とは
発想力とは
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