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MIアイデア発想塾は、質問の力を使い、バランス・スコアカード、インストラクショナルデザイン、アクションラーニングを導入し、企業力を強化する組織です。    

発想力とは

付加価値を生み出す発想力が必要になる理由

付加価値を生み出す様な発想力が、なぜ必要かは、お読みになっている人の方が詳しいかもしれませんので、ここに書いた事は、当組織が思う、発想力が必要な理由です。

「時代の変化が求めるのも」

私たちが生きている現代社会は、何回かの産業革命を経て、人類が築き上げた、高度に発達した社会になっています。

この社会では、一つ一つのモノや組織は、複雑な関係性で成り立っています。これらを前提に、ものが余る程の、成熟社会を私たちは作ってきました。

その中で生活する私たちは、世界中で作られているモノやサービスに求める欲求も、以前とは違って、モノ本体やサービス本体ではなく、モノに対するサービスや体験、どの様に受け取れるサービスになっているかなど、私たちが、どう感じるか等に移ってきています。

よく世間で言われている、モノからコトへの変換を図る必要が出てきています。

また、IT技術の普及で、ものを持つ、所有する価値観が薄れて、シェアする事で満足する人も増えています。価値観が変ってきているのです。

IT技術IoTが、いろいろなものを結び付ける技術である為、付加価値を生み出す様な発想力を支えるには適した技術である事も、発想力が重要になってきている、理由かも知れません。

米国のIT企業をよく観て頂ければ分かりますが、洞察力を基にした発想力を使い、IT技術IoTを駆使して業績を上げています。

現在の顧客が求めるモノやサービスを提供する為には、モノやサービスの本体を作る以外に、付加価値をつける何かが、必要になってきています。このなにかを生み出すのが発想力です。


「なぜ、発想力が必要か」

一つ一つの物事が複雑になり、物が余っている現在では、発想力で新たな価値を創造し、新たな価値の商品やサービスを作る事が、企業に求められる様になってきています。

以前は、最先端の商品やサービスを作れば、十分な利益を確保出来ましたが、今では、付加価値ある商品、サービスでなければ、十分な利益を上げる事も、おぼつかない状態になりつつあります。この傾向は、益々拍車をかける事が予想されます。

グローバル化の進展で、世界中でいろいろな技術開発や研究をして、いろいろな技術開発や発見が生まれています。

この技術や発見を情報化が見つけ易くしていますので、技術や発見を組み合わせて新しい付加価値を生み出す発想力が、役立ち易い環境になりつつあります。

グローバル化の進展で、先進国である日本は、付加価値ある商品、サービスを作る事が求められています。

IT技術IoTは、新たな技術開発や発見を見つけ易くするだけでなく、物事を結び付ける事が出来る技術である事も、物事を結び付けて付加価値を生み出す発想力が、活きてきますので、発想力が必要になった理由ではないでしょうか。

今IoTが注目を浴びていますが、私たち日本の取り組みが、欧米と比較して遅れています。

これは、IoTの可能性を、どう洞察するか?の差ではないかと、思われます。

世の中を変えるもの、と捉える欧米に対して、可能性がよく読めない日本となり、IT技術導入と同じ結果を招く、と想像できます。

なぜ、発想力が必要なのか?の答えは、発想力が、私たちが求める付加価値を生む源泉になるからです。


「必要なものは発想力だけではない」

発想力だけが、企業存続のための要素ではありません。今まで通り、実行力がなければ、利益は生み出せません。ただ、発想力は、利益を増やすための条件になりつつあります。

それは、グローバル化で市場が一つになった事と、中後進国の追い上げで、コモディティ商品は中後進国が製造する様に変ってきているからです。

発想力が、差別化要因の重要な位置を占める様になったらからです。

発想力の有効性を証明しているのが、米国のIT企業です。グーグル、アマゾン、アップル等のIT企業は、発想力を武器に、大きな利益を上げている企業です。


「企業経営者に役立つ発想力」

発想力の基本は、洞察力と関連づける力です。この中で洞察力を培う事は、業界や競争相手、業務などを広く深く知る事で、競争や差別化の根本的な事を、分かる様になることです。

業界や自社の業務を広く深く知ることで、業界や業務の洞察力が培われてくると、業界に対する手の打ち方が分かる様になり、業務に対する原因や本質を理解する事ができ、経営に役立つ事が出来る様になってきます。

現代の企業経営は非常に複雑になってきて、業界や競争相手を広く深く観ていないと、どこでどんな敵が現れ、御社を脅かすかは、分からない世界になってきています。

グローバル化、IT化の進展が、今までにない世界を作ってきた為です。

アリ型とキリギリス型の所でも説明している通り、アリ型とキリギリス型では、物事の観方、捉え方の違いで、物事を観る広さと深さが違います。

キリギリス型経営を取り入れると言う事は、付加価値を生み出す発想力を培い、付加価値ある商品、サービスを生み出せるだけでなく、経営者の物事の観方、捉え方を広く深くし、業界や業務の理解を深める事で打つ手が賢くなり、経営者として、企業価値を高める行動を取れる様になる事です。