付加価値を生み出す様な発想は、世の中にあるいろいろなものの、新しい組み合わせを考え出した時生まれてきます。
アップルのアイフォーンは、既にある技術を結集し、私たちが持ち運びできるものにしたものです。アイフォーンの為に、新しい技術を多数開発した訳ではありません。
私たち日本企業で、アイフォーンの様な、付加価値を生み出す様な発想で、生まれた商品は、殆ど無いのではないでしょうか。
日本企業は、品質の良さで認められてはいますが、付加価値を生み出したイノベーション商品で認められた企業は、殆どありません。
ECサイトにアマゾンと楽天とありますが、同じECサイトでも、アマゾンと楽天のどちらが、より顧客に寄り添った、顧客が満足できるサイトになっているかも、ITデジタル技術の可能性を、どこまで追求したか、の差になって現れています。
私たち日本には、米国のIT企業の様な、発想力を武器に、他所では行わない事をして、大きな利益を上げている企業はありません。
付加価値を生み出す発想と、私たちに出来る発見力、改善、工夫ではどこが、どう違うのか?結論から言うと、物事を観る広さと深さが違います。詳細は、発見力、工夫、改善とは違う基礎が必要、をご覧ください。
物事の理解が、表面的捉え方でも発見、工夫、改善は出来るのに対して、付加価値を生み出す発想力は、物事を広く深く理解する事が必要になります。
私たちの多くが、発想力を発揮できないのは、物事の捉え方が、発想力を発揮できるほど広く深くないからで、発見、工夫、改善は出来ても、発想力は発揮できないのです。
付加価値を生み出す発想は、世の中にあるいろいろなものを、広く深く理解する事が必要になります。
発想力は、既にあるものの新しい組み合わせで、付加価値を生み出す為、既にある組み合わせる要素を、広く深く理解しておく必要があります。
なぜ、広く深い物事の理解が必要かは、現在はものが溢れている時代で、既にある要素から簡単に思いつくものや、誰でも気づく様な要素で組み合わせたものは、すでに商品化されていますので、新しい付加価値にはならないからです。
今までにない新しい価値あるものを生み出す為には、より複雑で広く深く物事を理解しないと、現在に通用する様なものは生み出せないのです。
もっと深く追求すると、現在の要素(ものや組織等)は複雑に出来ていて、この付加価値を生み出す要素を、よく理解しないと、しかも広く深く理解しないと、優れた発想はできません。
発見、改善、工夫と新たな価値創造では、物事をどこまで広く深く理解しているかの差で、生まれてきます。
この広さ深さが、私たちアリ型は浅く狭い為、付加価値を生み出す様な発想力が発揮できないのです。
なぜ、狭く浅い物事の捉え方になってしまったのか?深く追求しない理由は、アリ型とキリギリス型の違いはどこにあるか、アリ型が多い理由、をご覧ください。
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