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MIアイデア発想塾は、質問の力を使い、バランス・スコアカード、インストラクショナルデザイン、アクションラーニングを導入し、企業力を強化する組織です。    

私たちにはアリ型とキリギリス型の人がいる

発想力があるかないかで、人を分けて、タイプを紹介します

これからお読み頂く事は、分かり易くする為、極端な言い方をしています。

実際には、そんな傾向の行動、捉え方、考え方をしている程度の差しかない人や、ここに書いている様な、明らかに違う捉え方、考え方をしている、と分かる人もいます。その差は、どこまで優れた発想を出来る捉え方、考え方をしているかの差です。

ここに書かれている事は、当組織の観方であって、確かな証拠がある訳ではありません。ただ、読んで頂ければ、思い当たるふしは、あるのではないでしょうか。この事を頭に入れて、お読みください。

「アリとキリギリスに分けて説明する理由」

発想力があるないの視点で、人を観る事は殆どないと思いますが、このHPの目的は、発想力を培って頂く事ですから、なぜ、私たちは、米国のIT企業の様な発想力がないか、を知る事は、私たちが、発想力を身につけるには役立ちますので、発想力があるないの視点で、私たちを分けて、説明します。

世の中には、物事をテキパキとこなす、実行力に優れたアリ型と、物事の理屈を追求するタイプの、発想力に優れたキリギリス型の人がいます。

この二つのタイプの人は、物事の捉え方、考え方が違い、行動や出せるアウトプットも違ってきます。

なぜ、こういう分け方で人を分けるか、と言うと、これからは、付加価値を生み出す様な発想力を持ったキリギリス型の人の、重要性が高まってきているからです。

しかし、私たち日本人には、発想力を持つキリギリス型が非常に少なく、今後ますます重要性を増してくるキリギリス型を、育てなければならないので、分かり易く説明する為、アリ型とキリギリス型で分けて、説明する事にしました。

後で詳しく説明しますが、大多数のアリ型経営者が、キリギリス型の人間を活かすには、壁がいくつかあります。

私たちの業務の様に、ある枠内、権限内で仕事をさせると、アリ型の人の方が結果を出せます。その理由は、決められた枠内の事は、アリ型の方が能力を発揮出来る、物事の捉え方、考え方をしているからです。

キリギリス型人間を活かすには、キリギリス型人間の、物事の捉え方、考え方を理解しないと、キリギリス型のよさが分からないので、同じ仕事での結果だけで判断してはいけません。

キリギリス型は、アリ型が分からない能力を持っていると思い、経営者がキリギリス型を育てる、との意志で育てないと、なかなかキリギリス型人間は、これから重要だと分かっていても、育ち難くなります。

アリ型キリギリス型と表現したのは、細谷功氏が書いた本、問題解決のジレンマ、で表現されているもので、詳しい事を知りたいのであれば、この本をお読みください。


「アリ型人間の特徴」

アリ型は、私たち多くの日本人の事で、決められた事を早く正確に、処理する能力に優れた、行動力のある人です。

私たちには、企業の経営者等、今まで解明されている物事を使い、業務処理能力に優れ、企業運営を推し進める力がある、行動力のあるアリ型の人が多くいます。

私たち日本人の9割はアリ型と言われ、答えがあるものの答えを、早く正確に出す事に優れています。

企業においては、決められた業務を遂行する能力がアリ型に向いている為、私たちの努力の大部分は、アリ型能力を使っています。

しかし、時代の変化とともに、キリギリス型の発想力が必要になってきたので、ここで問題にしている訳です。

「キリギリス型人間の特徴」

非常に少数派のキリギリス型人間の特徴は、物事を追求する所です。

いろいろな角度から物事を観られ、物事を追求する為、物事に対する理解力が生まれ、理解力を基にした洞察力が培われますので、発想力に結びつく事が多くなります。

この人達は、洞察力を培い、広く深い知識を持てる様になるので、問題提起、解決力も生まれ、レベルの高い事に挑戦出来ます。

行動的には、行動より考える事を好みますので、考えすぎと判断される事もあります。

キリギリス型人間の発想力は、今後益々必要性が増してくるのですが、数が少なく、特に権力を持つ人に少ない為、なかなかキリギリス型を育てられない、活用できない、現実があるので、ここで取り上げ、改善に役立てれば、と思います。


「アリ型とキリギリス型は混在している」

日本においては、自然が育んだ文化や教育等の関係で殆どの日本人がアリ型で、キリギリス型はごく少数派です。

なぜ、日本にはアリ型が多いのかについては、関連項目のアリ型が多い理由、をご覧ください。

実社会は、大多数のアリ型と少数派のキリギリス型が混在する形で存在し、社会を形成していまが、私たちは、発想力があるかないかで、人を観ていませんので、混在している意識は持っていないと思います

企業活動で説明すると、どう作るか?に強く業務遂行力のあるアリ型、なにを作るか?どの様に経営するか?に強いキリギリス型の両方がいる事が、企業経営をするには理想に近い事になります。


「時代の変化で、キリギリス型が必要になってきた」

先進国になり、成熟社会になってきた日本では、なにを作るか?どの様に経営するか?の重要性が高まってきています。

日本もキリギリス型経営を、行う時期に来ているのではないでしょうか。

日本の特徴は、アリ型が非常に多い事で、アリ型経営者は、視野の広さ深さの違いでキリギリス型を活かせない為、日本には、米国のIT企業の様な、キリギリス型経営をする所は、殆どありません。

この為、キリギリス型の思考法を学び、キリギリス型経営者や担当者を育てる必要が出ているので、このサイトを立ち上げました。

アリ型とキリギリス型の物事の捉え方や考え方の違いは、関連項目のアリ型とキリギリス型のの違いはどこにある、をご覧ください。