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MIアイデア発想塾は、質問の力を使い、バランス・スコアカード、インストラクショナルデザイン、アクションラーニングを導入し、企業力を強化する組織です。    

アリ型をキリギリス型に変える事はできるのか

アリ型をキリギリス型に変える為に行う事

世の中にはアリ型と言う実行力に優れた人と、発想力のあるキリギリス型の人がいて、企業活動を行っています。

社会の変化でこれからは、キリギリス型が必要になってきていますが、現実は、アリ型が大多数です。

そこで、アリ型をキリギリス型に変える事は出来ないか、考えてみます。

なぜ、キリギリス型になる必要があるのか?それは、今後、発想力の差が、企業利益の差になってくるからです。
詳細は、発想力が必要な理由、をご覧ください。

「キリギリス型に変えられる理由」

当組織では、アリ型人間を、キリギリス型人間に変える事はできる、と結論を出しています。その理由を書いてみます。

変える為には、一つだけ条件が必要になります。本人が、キリギリス型になりたいと努力出来る事です。

なぜ、本人が望む事が必要なのか?キリギリス型になる為には、少しの知識を得るだけではなれず、考える事を習慣化する事が必要になり、習慣化の為には、長い時間、発想力を身につけたいと言う、意識を持ち続ける必要があるからです。

イノベーションの世界的権威、ハーバード大のクレイトン・クリステンセン教授が、イノベーションのDNAと言う本の中で、一卵性双生児を使い、創造性の研究をした結果を発表しています。

それによると、創造性は、遺伝的要素が1/3で、生まれてから得たものが2/3である、との結果を出し、創造性は、生まれよりも育ちだ、との結論を発表しています。

創造力は、生まれてからでも習得できる、人間が持つ能力なのです。

もう一つが、当組織が思考錯誤して得た答えです。

アイデアを生み出してきた人達が書いた多くの本に、共通点が多い事です。
例えば、付加価値を生み出す発想は、既存要素の新しい組み合わせで生まれてくること、等です。

その他にも、これら本から得た気づきは、付加価値を生み出す様なアイデアを生み出す人は、その人独自の視点を持っていて、その視点で物事をみて、アイデアを得ている事。

この視点は、多くの人が使わない視点で、いろいろな視点がある事。

物事を関係性で捉えていて、物事の関係性や構造等の、物事を支えている背景をしっかり掴んでいる事から、発想を得ている事。

考える事に熟達していて、いつでも出したいアイデアの事を意識出来ている事。

いつでも意識出来ているので、アイデアに関する気づきや閃きを得ている事などの共通点を持っています。

これらの事は、出てくるアイデアには差がありますが、人間が持っている能力を使うから、共通点として現れてくる訳です。

違う視点で観てください、と言われれば、私たちは、違う視点で観る能力を、誰でももって生まれてきています。

アイデアを出してきた多くの人達が、同様の習慣や考え方で発想している、と言う事は、私たちに、この能力が備わっていると言う事で、アリ型の捉え方、考え方では、発想力は育たない事が判明して来たので、私たちに備わった能力、発想力を得る事は、鍛えれば身につく、と結論を出しました。

アイデアを出してきた人達の共通点は、私たちが、サッカーを上手くなる為に反復練習する事により上手くなるように、鍛えることにより習慣づけすれば、身につくものです。

この結果から、誰でも、鍛えればキリギリス型になれる、との結論を出しました。