問い掛ける、の言葉が意味する事。
今後たびたび出てくる、問い掛ける、と言う言葉について、当組織が言いたい事を、事前に説明しておきます。
現在存在する組織やもの、出来事の裏側には、必ず多くの関係性や構造、動き等があります。
問い掛けるとは、この目には見えていない部分を探る、解明する事を目的に、現実にあるもの、起きている事に疑問を持ち、問い掛ける事を、問い掛ける、と言う言葉でこれから表現して行きます。
目的は、裏側で起きている事の解明と原因や本質の追求で、問い掛ける事により、より頭を使う様になり、今まで気づかなかった事に気づいたり、分からなかったものを見つけたりする事です。
この目的を達成する方法は問い掛ける事だけではなく、振り返る、反省する、掘り下げてみる、違う視点で見る、メタ認知力を培う等色々あります。振り返る、反省する、掘り下げてみる等は誰でもできる事です。
今回は、複雑になるので、問い掛ける、と言う言葉に集約して、説明します。
場面、場面で問い掛ける、を使う意味が、若干違う場合もありますが、問い掛ける、の言葉の背景には、これらを意味する事を理解して頂き、読み進めてください。
生き残る、成長する為にやる事のヒントは、最初の説明にも書いています。
私たちの欠点は、グローバル市場を始めとして、外をあまり見ない事です。これを解消する最初は、私たちの見ている広さを広げる見方から始めるのが、現実的です。
具体的には、取引の先の先の企業は何をやっているのだろうか、技術書に書いてある技術をわが社に取り入れると、どんな良い悪い影響がでるのか、グローバル市場の動向は、どんな方向に進んでいるのか等、御社の利益に関すると思われる事柄を、私たちが役立つレベルになるまで、広く深く見る様にするのです。
御社は、国内の競合企業や御社に役立ちそうな技術情報を見る時は、自分事として、詳細に深く見ようとすると思います。
この見方を、グローバル市場を見る時も、海外の技術情報を見る時も、行う必要があります。
身近な競合企業と遠い海外の出来事では、影響を受けるタイミングが違うだけで、いずれは影響を受ける、と思って、身近なものとして見る事が必要です
最初に説明した事は、私たちがあまり見ない見方、国際比較で私たちの状態を説明しました。そこから見えてきたものは、今まで見ようとしなかったものが、見えたと思います。
ここが非常に重要な事で、違う視点で見て、可能性を追求すると、思いもよらない結果が想像できる事が多々あります。
私たちは、こう言う見方ができなく、身近な事だけを見てしまいます。それでは、見えるものも、見えなくなってしまい、環境に流されてしまいます。
広く深くグローバル市場を見ただけでは、欧米がやっていて、私たちがやっていない、成長できる、生産性を高くできる事を、行ったとは言えません。
自社の国際競争力を高め、生き残りを図る為には、自社の立ち位置を確認し、グローバル市場で通用する何かの強みを作る必要があります。
今までの実力を更に引き上げる事が必要になります。しかし実際にこの様な事を行う事は、そんなに簡単ではなく、それ相応の努力と時間が必要です。
その為の準備の1つが、御社を取り巻く国際環境を、業界単位でよく見る事です。
御社には、当然御社の強みがあると思います。その強みが、グローバル市場では、どんな位置に属し、どんな可能性があるかを、市場をよく見る事で、見つけて行きます。
この見方ができる様になる為には、市場を表面的に見ていたのでは、御社の強みを生かす見方はできません。
例えば、競合他社が、なぜ、あんな事ができるのか、なぜ、こんな結果が出せるのか等の原因、本質が見えるまで、広く深く見る様にする事が必要です。
この見方を可能にするのが、現実に起きている事に、問い掛ける見方です。あの企業は、あの製品を、あの価格で売れる理由は何か?等を追求する様に、市場を見て行く事です。
原因や本質が分かる様になるには少し時間が掛かりますが、問い掛ける見方を続ける事が重要です。
なぜ時間のかかる問い掛ける見方を、続ける必要があるのでしょうか。
御社は今まで、グローバル市場を、業界の動きや技術的な事を、どんな見方で見ていましたか?ただ知識として見ていたのでは、あまり役立ちません。先ほど説明した、自分事として広く深く見ていますか。
私たちの問題解決法は、問題が起きたと認識できた時、対策を考える為に、色々な情報を集め、対処して行く方法で問題を解決しています。
問題が表面化するまで、気づかない見方で、業務や市場を見ています。
これを、問い掛ける事により、業務で行っている事や企業を取り巻く環境を広く深く理解する事を積み重ねる事により、業務や経営の状況をより深く理解する事で、業務や経営の問題点が見えてくる方法に変えるのです。
なぜ、この様な広く深く物事を理解する、時間と手間のかかる、問い掛ける見方をする必要があるのでしょうか?
製造業の競争は世界レベルで起きています。その中で、生き残り、成長して行く為には、グローバルレベルでの競争力をつける事が必須です。
グローバル市場や業務のやり方、御社の技術などの見方を、グローバル市場で通用するレベルまで引き上げた見方、捉え方、考え方ができる様にする必要があります。
欧米企業には、この様な見方、捉え方、考え方でビジネスを行っている所は多くあります。
私たちは、生き残れるようなレベルに達した見方、捉え方、考え方ができないから、生き残りも心配になる訳です。
グローバル市場で通用する見方ができれば、御社の立ち位置も、御社の強みも、グローバルレベルで自然に見えてくると思います。
何度も繰り返しますが、現在のやり方では、じり貧状態になって行きます。これを、成長できるレベルに御社を引き上げないと、生き残りも難しくなります。その為に、グローバルレベルで競争できる力をつける必要があります。
生き残り、成長するには、欧米で行っている、システム思考的企業経営を、御社も身につける必要があります。
これがなかなかできないので、比較的短時間でシステム思考に繋がる見方が身につく方法、現実に問い掛ける見方の訓練をする訳です。
言い方は違いますが、このHPの補足説明で説明している、気づきを多くする見方と同じ見方をします。
このHPの補足説明を読んで頂ければ、更に、現状に問い掛ける事の効果が、理解できるのではないでしょうか。
また、洞察力の説明も、役立つのではないでしょうか。
当組織が考える成長企業を作る方法もあります。メールを頂ければ、詳細をお送りいたします。
問い掛ける見方を続けていると、問題の発見も早くでき、市場を始めとして業務や技術等の事柄の理解が進むので、問題が起きる前に問題に気づき、未然に問題に対処できる様な事が増えてきます。
また、問い掛ける方法以外、御社の強みを生かす、御社独自の考えは、見つけ出せないと思います。
御社の重要な事は、他所では分かるべきも、答えもありません。御社で考える以外方法はないので、業務を始めとした御社を取り巻く環境の理解を深める、この様な方法が有効に機能するのです。
ちなみに、欧米では小さい時から背景を捉え方を訓練していますので、あえてここで取り上げなくても、身につけている人が多く、ビジネスに生かしています。
なぜ、現状に問い掛けるだけで、そんな理想的な事ができるのか?疑問が出てきます。
常に現実に問い掛ける見方をしていると、業務に関係ある、経営に関係がある事を広く深く理解できる様になります。
表面ではなく、表面に表れない物事を動かしている背景を掴める様な見方になるので、原因、本質が掴める様になり、未然に対処できる様な事ができる様になるのです。
現在存在する企業や、行っている事は、複雑な関係性や高度な技術を使って、現実を生み出しています。
表面には表れない、複雑な関係性や使われている技術を広く深く理解すれば、現実に対処する方法も、可能性ある対策の中の最良の方法で、問題にあたれます。
この効果を生み出す方法が、現実に問い掛ける事で、1つひとつ物事を解明して行く事です。
なぜ、問い掛ける事で、業務や技術、グローバル市場の解明が進むのか?
現場で起きている事に、どうして、そんなことが起きるのか、なぜそんな結果になるのかと、疑問を持ったとします。
疑問を持つと、私たちの脳は答えを探し始めます。
私たちの脳は、答えを探す、追求する様な事をすると、より深く広く、頭に中にあるものを探る事をします。
科学的にどうかは分かりませんが、潜在意識にあるものまで、探る様になるのではないでしょうか。
これを行っていると、今まで気づかなかった関係性に気づく等の効果が出てきます。
物事の裏側に気づいたり、関係性がないと思っていたものが繋がったりするので、洞察力を培う事になり、システム的に物事を捉えられる様になります。
現実に、問い続けてみないと、こういう結果が待っている、と言う実感はないと思います。
こういう考え方が、捉え方が、私たちにはできなく、欧米ではできています。
話を今に戻すと、ここに説明した理想的な事を、私たちは、身につけられるのか?との疑問が生まれたのではないでしょうか。
今まで出来なかった事をできる様にするので、それなりの意志、モチベーションが必要になります。
以下に書く事を、実際に他者のアドバイス抜きで、自社だけで、できる企業は殆どいないと思います。
余程の覚悟と、意志力がなければ、自分を変える、見方を変える事ができないのが現実です。
私たちの問題解決法には、捉え方、考え方を変える様な事がなかったので、現在がある訳です。
前文で説明した通り、私たちが身につけているものとは対極的な事を行う必要があり、対極的な事を、良く理解していなければ、どう変えて行けばよいかが、よく分からないと思います。
当組織の人の見方、視点を変える方法は、以下の通りです。
当組織の見方を変える方法は、最初が、変える必要性を十分に認識する事です。
この訓練をする以外、生き残り策はない、との気持ちを持ち、モチベーションを高め、視野を広げて、御社の環境を調査する等、自分でできる事から始める事です。
できる事から始める事と、意識を集中し過ぎない事が重要で、常に問い掛ける意識で業務を見ると事が、後々大きなメリットをもたらす事を意識しておくことです。
問い掛ける方法は、即効性がありませんので、辛抱強く取り組む事が必要です。1つひとつ積み重ねで高いレベルの事をしよう、と言うのが当組織のやり方です。
誤解がない様に説明しますが、当組織が言う事だけをやっていては、しばらくは、利益は出せません。
御社が業務で行っている事の中に、これらの事を組み入れて行く、業務の一部に組み込む、と言う形で、御社ができる事から進める事が大切です。
私たちにとって、利益を多く生み出す様な高いレベルの事をできる様にするには、知識・技術・スキルの積み重ねをする以外方法はない事を理解して頂き、取り組みを続けるのが、当組織のやり方です。
当然、途中でくじけないように、適切なフォローアップを行います。
前文で書いた通り、私たちは、個々に行う事は優秀なのですが、システムとして捉えると、利益を生み出す様な事をしていません。つまり、個々の事も大切ですが、全体はもっと大切である事を理解して、個々の事を行う様にする事です。
私たちの従来のやり方は、気づいた事をランダムに行う為、システム的に機能しない努力をしています。
関連性を持って事を進めないと、知識・技術・スキルの積み重ねはできない事を理解して頂き、関連性を持って捉え方や考え方の習慣を、徐々に変えて行きます。
当組織が欧米の捉え方、考え方に変えたいと、他所から依頼された時行う方法は、簡単に書くと以下の通りです。
企業により違いますが、大方の中小製造業社は、バランス・スコアカード(以下BSCと表記)と言うものを導入していないと思いますので、BSCを企業に導入する事から始めます。
BSCとは、企業の戦略を、効率的効果的に実現できる様にする為、戦略を、財務の視点、顧客の視点、業務プロセスの視点、人材と変革の視点で見て、何をどのようにすれば、戦略を確実に実行できるかを、マップにしたものです。
目的は、社員の力を、戦略に結集する事ですが、使い方で、企業に役立つ色々な効果が生まれるフレームワークです。
BSCの中の人材と変革の視点で役立つのが、このHPの他所で説明しているインストラショナルデザイン(以下IDと表現)です。当組織では、IDの考え方を利用して、BSCを作って行きます。
基本はBSCを効果的に作る事です。
BSCを効果的に作る事は、成長企業の基になるだけでなく、作る過程で色々な企業経営に役立つ事が学べる事、企業の最終目的である利益を増やす事ができます。
しかし、効果的なBSCを作る事は、簡単にはできません。私たちが苦手な俯瞰力やシステム構築力、ここで説明している欧米の捉え方、考え方が必要になります。
当組織がBSCを作る目的は、システム構築力や俯瞰力などを学ぶ事と、BSCを作る事で得られる効果を得るためです。
効果あるBSCを作る為には、広く深く業務を始めとして周りの環境を理解する必要があり、ここで取り上げている欧米の捉え方、考え方やIDの考え方が役立ちます。
当組織の方法は、BSCを作る事で得られる効果と、作る過程で学べる欧米の捉え方、考え方や俯瞰力、システム思考力を訓練できる事で、結果を出しながら訓練できる方法です。
詳細は、ご連絡頂ければ、詳細説明文をメールでお送りいたします。
要約すると、当組織が言いたい事は、
1 今までの延長線上には、成長路線はない事
2 米国主導のビジネス手法を取り入れ、対処する事が効率的である事
3 米国主導とは、世界中の業界の動きを広く深く関係性を始めとした、起きている事の背景を掴む見方をする事
4 私たちは、問い掛ける見方をする習慣がないので、現実に問い掛ける訓練をする事で、欧米人の見方を身につけて行く事
5 4の見方を続けていると、業務を始めとして、企業の利益を生み出す環境が見える事と、システム思考経営の基礎が作れる事
6 4を継続する事は困難を伴うので、色々な工夫をして、必ず継続する事
7 生き残れる知識・技術・スキルのレベルは高いので、当組織に依頼された場合は、BSCやIDを取り入れて結果を残しながら知識・技術・スキルを学んで行く事
8 一見無駄な事をしている様に見えるが、問い掛ける方法以外生き残れる方法はない、と思い、必ず継続する様にする事
9 問い掛ける方法は、時間と手間が掛かるが、結果として大きなメリットを得られる方法である事 です。
具体的な事は、上記した通りです。
ここでは詳細を書きませんでしたが、会議をしたり、研修をしたりして、企業の業績を上げる行動は、当然行い、その中に、広く深く業務や環境を理解できる方法を組み込んで行く事になります。
こうする事で、生き残れるだけでなく、更に成長できる企業を作って行こうと、言う事です。
現実には、捉え方や習慣を変えて行く中で、色々な問題、分からない事や疑問が生まれてきます。それを1つひとつ、御社と当組織で解決して行くのが、当組織のやり方です。
私たちの業務やビジネスの捉え方に、大きな欠点がある事を気づいている所は、殆どありません、なぜなら、私たちの捉え方とは違う業務やビジネスを、世界レベルで俯瞰し、比較しないと気づかないからです。
当組織では、発想力があまりない日本人の現実から、この欠点に気づく事が出来ました。
中小製造業の生き残り策、当組織の見解
〒400-0853
山梨県甲府市下小河原町
Mail tresor@eagle.ocn.ne.jp