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バランス・スコアカードとは

バランス・スコアカード導入障害克服法、当組織のBSC導入法、そのメリット

「バランス・スコアカード導入障害を克服する方法」

BSCを効果的に導入する為には、私たちの習慣まで変えなければいけないので、この部分が、コンサルタントが一番苦労する所ではないでしょうか。

前頁なぜ、BSC導入効果を出せない企業が多いのか、その理由はで説明している通り、BSCを効果的に行う為に必要なもの(Why思考)と、私たちが習慣にしているもの(What思考)との間には、捉え方、考え方にギャップがあります。

どんなギャップなのかの例を挙げると、私たちの見方は表面的であり、物事を追求する見方をしない為、ビジョン経営を表面的に捉え、ビジョンを掲げる事が目的になり、掲げたビジョンと企業が行っている事に統一感がない事。

又、物事を追求する見方をしない為、どうしても目に見えている範囲に意識が集中し、視野が狭くなり、他との関係が見えなくなり、他部門と整合性が取れなくなる等があり、その他にも多くの例が挙げられます。(What思考の欠点)

これらの事は、私たちが無意識に行っている行動から生まれてくるので、意識して、この行動を変えて行く必要があります。

無意識に行っている事がBSC導入の障害になっている、この様な事は私たちが考えもしない事です。

BSCを導入する際、BSC導入障害になっている事が、どんな事かを理解しないでBSC導入を行うと、BSC導入成果は出せない場合があります。

BSCを導入する際、これらのBSC導入を邪魔する習慣(What思考)を、事前に説明する事は有効に働きます。

その他にも、なぜ全体最適でなければいけないのか、どうしてトップダウンが必要になるのか、等1つひとつを導入する際、社員が納得できる様に説明する事です。

BSCの1つひとつの説明が、BSCとはどう言うものかを理解する事に役立ち、しいては成果が出るBSC作りと、結びついて行きます。

What思考から生まれてくる導入障害の説明だけで、正しい行動がとれたり理解したりできる様になる訳ではありませんが、1度説明しておけば、障害になる習慣が現れた時、それを指摘すれば反省し、次の行動が少し修正できます。

これを何回か繰り返せば、徐々にその習慣は、消えて行きます。

又BSCで行う事を考える時、BSCの本質と照らし合わせてその行う事を考えれば、行う事が、効果的か否かがチェックできます。

BSC導入の際、障害になる習慣、例えば俯瞰的に業務を見られない事や、システム思考で考えられない事を、解消できる方法があります。

それは、物事を追求する習慣をつけるWhy思考をして、業務やビジネスを深く広く理解して行く事です。

私たちがBSCを導入する際、BSC導入の効果をなくしてしまう習慣が発生する原因は、物事を追求しない表面的な見方、What思考に終始する事が大きな原因と考えられます。

この欠点を直して行く為には、普段から、業務やビジネスのやり方に、疑問を投げかける事です。
どうしてこの方法で業務を進めるのか?なぜ、顧客の視点でビジネスを見る必要があるのか?等のWhy思考する様に見る事です。

Why思考を普段から行っていれば、BSC導入で行って行く事の意味が、深く広く理解できる様になります。

理解が深く広くなれば、BSC導入の際、導入効果をなくしてしまう例えば整合性が取れない等の事が、どうして起きてしまうのかの原因が分かってきますので、未然に悪しき習慣を変えて行く事ができます。

簡単に言うと、BSCを深く広く捉えられる様に、BSCで行う事に疑問を持ち、1つひとつBSCで行う事を考え解明して、BSCの理解を深める事で、BSC導入を成功させよう、と言う事です。

Why思考をし続ける事で、BSCの理解を深める方法で、BSCの導入を成功させよう、と言う事です。

「当組織のBSC導入法」

BSC導入をする、しないに関わらず、Why思考は、普段から行って行く必要があります。

Why思考を続けていないと、BSCを始めとした、色々な事の解明、理解が進まず、BSC導入を始めとした色々な事が、上手く行かなくなる事が多く発生しますので、Why思考は、継続して行ってください。

当組織がBSCを導入する際、どんな事をするか、箇条書きにしてみます。

1、BSC導入の初期に、導入障害になる私たちの習慣の事を説明し、できるだけ障害を避けて考えて欲しい、と説明しておく。
2、BSCの可能性を含め、BSCとはどう言うものかを、BSCの概略の詳細とともに、できるだけ理解が進むように説明し、BSCの理解を深めて貰う。
3、BSCの作り方を覚えたら、御社のBSCを作り、今までの説明と対比させてみる。
4、BSCの詳細は後日、本やネット等で調べればよいから、ある程度BSCの理解が進んだら、とにかく御社のBSCを作って運用してみる。
5、作ったBSCを運用する中で、修正したり、アイデアを出したりして、BSCを改良して行く。

ここに書いた事以外に、最初から、日常業務や御社ビジネス、作って行くBSCを、なぜ、そう言う方法で業務を進めるのか?どうして、その行動からそんな結果が生まれるのか?等と、常に行う事に疑問を投げ掛けるWhy思考をして、答えを探して貰う習慣化の訓練を始めます。
Why思考は今後一生続けて頂く習慣化です。

その他にも当組織の長所である、どう考えればユニークな考えができるか等、付加価値を生み出すにはどう考えればよいかを、BSCを導入する時にアドバイスしてBSCを作って行きます。

又、BSCを作る過程で、常に考えた事が、BSCの本質に沿っているかをチェックし、効果のでるBSCになっているかを、追求して行きます。

BSCの本質とは、長期にわたり変わって行く世の中に対応できる様に、企業の戦略を実行する為に、社員の能力を最大化し、社員の力を戦略に結集するフレームワーク、と言えます。

そこでは、戦略が時代の変化に対応しているか?社員の能力を生かしているか?全社員の力を、戦略実行の為に結集できているか?と常に問い掛けて、BSCを作り、運用して行く事になります。

図3

図3は、当組織が行うBSC導入法の、流れを示した図です。常に社員に考えさせ、社員スキルを向上させる方法で、BSC導入をしている事が、分かって頂けるのでないでしょうか。

なぜ、当組織が箇条書きした方法で、BSC導入を行うかを、説明します。

1、の導入前から、BSC導入で起き易い、導入障害を説明しておくのは、何も知らせないでBSC導入を行うと、気が付かないままWhat思考をして導入障害が発生し、効果のでないBSC導入になり易いからです。

事前に導入障害の事を知らせておけば、BSCを説明して、作り始める時から、Why思考を心がけるので、導入障害を抑えられるのと、仮に導入障害が発生しても、修正が比較的簡単にできるからです。

なぜ、BSC導入効果が出せない企業が多いのか、で説明している様に、導入障害が多く発生するのは、私たちの普段行っているWhat思考が原因になる場合が多いので、障害がある事を知らせないでBSC導入をすると、かなりの確率で導入障害が起きてしまいます。これを未然に防ごう、と言う事です。

2、で行うBSCを深く理解できる様に説明する理由は、BSC導入を、より効果的にする為です。

BSCは非常に可能性を持った戦略実行システムです。
この可能性を引き出す為には、BSCを深く広く理解する事Why思考が役に立ちます。

BSCの深く広い理解は、成果の出せるBSCを作れるだけでなく、BSC使い方次第では、生産性向上に繋がり、利益が増えたり、競争力を高め、他社より優位になれたり、ビジネスのイノベーションに繋がる事もできるシステムです。

BSCをより深く広く理解できる様な説明を当組織が行うのは、BSC導入後、生産性が上がるなどの導入メリットがより大きくなるからです。

前に説明した、疑問を投げ掛け答えを探すWhy思考は、BSの理解等をどんどん深めて行く為に行う事です。

3、である程度BSCを理解出来たら御社のBSCを作るのは、BSCは可能性が大きい為、既に分かっている効果以外作って運用をしてみないと、どんな効果、利用法があるか見通せないからです。

現実の業務を、BSCに落とし込んでみれば、御社が行っている事が、今まで説明してきたBSCとの比較で見る事ができます。

例えば、戦略が甘く、あまり戦略が実行されていない、顧客の視点が殆どない等が見えてきますので、御社が現実に戦略を実行する為に行っている事を、修正する事ができます。

その他にも、御社の現実を映すBSCは、結果を出せるBSCとの対比で、色々な気づき得る事や欠点を見つけ出すのに役立ちます。

4、でBSCの詳細まで覚えないままBSCを作るのは、BSCは作って運用してみないと、どんな効果が出てくるか分からないので、とにかく作って運用してしてから考えよう、と言う考えからです。

私たちは、BSC作りの専門家になる訳ではないので、初期の頃は、BSCを作って運用してみる事が重要で、必要最小限の努力で、最大の効果を狙う為には、この方法が合理的、と判断したからです。

BSCで使用する人材と変革の視点だけでも、例えば、学習と成長の視点、従業員の視点、能力開発の視点など多くあります。

この様な事を事前に覚えなければBSCを作れない訳ではありません。

実際に作りながら、必要に応じて、本やeラーニング等で、知識を入手してもBSCは作れます。

必要に応じて、必要な知識を手に入れて行く方が私たちには現実的で、BSC導入に取り組み易くなります。

又実際に作ってみる事は、BSCを自分事と捉える事ができ、BSCを作る事に身が入ります。

最後の5で、BSCを作り運用して行く中で、修正したり、アイデアを考えたりするのは、今までの説明でお分かりの通り、BSCは、運用しながら考えないと、本当の価値を見い出す事が難しいからです。

私たちは、一旦作ると、それがベストだと思ってしまう傾向が強いですが、BSCはそんなに浅く見通しの良いものではなく、もっと色々な事ができるシステムですので、この方法がベストと判断しているからです。

BSCの可能性を追求し、他社には負けない優れたBSCを作って行く為には、とにかく作って運用してみる事が重要で、運用して行く中で、常にWhy思考をして社員スキルを向上させながら、試行錯誤して作って行こう、と言うのが、当組織のBSC導入姿勢です。

私たちはこの様な方法を殆どとらなく、作って運用すれば、結果はでると思ってしまうので、目覚ましい結果が出せないのではないでしょうか。

「なぜこの様な方法を取るのか、当組織の役割」

BSCは可能性の非常にあるシステムですので、BSCを更に良くする為には、業務やビジネスを広く深く理解するWhy思考が必要になります。

当組織では、日常の業務やビジネスを、常に疑問を持ってみるWhy思考をし続ける訓練をします。

なぜ、業務やビジネスに、常に疑問を持つWhy思考が、深く広い業務やビジネスの理解になるのか、分かり難いと思います。

一言で言うと、好奇心の強い人は、常に色々な事に疑問を持ち、疑問を考え解決する事で、深く広い知識を習得し、よいアイデアを出したり、難問を解いたりして、ビジネス等に役立てています。

好奇心ある人のWhy思考を真似をして、物事を広く深く理解できる、洞察力を培って行こう、と言う事です。

Why思考は続けていると、後々非常に大きなメリットが、御社に生まれてきます。

今までの説明でお分かりの通り、当組織では、当組織の強みを生かし、御社の社員に自ら考えて貰う事を重視したBSC導入法を取ります。

なぜ、この様な困難な方法を取るのでしょうか。答えは、この方法の方が、よりよい、優れた、結果が大きくなるBSCを作れるからです。

色々な作り方ができるBSCを作る事を考えた場合、社員自ら考え、1つひとつを作って行く方が、その時の社員の能力を使え、社員自身も学ぶ事が多く出てきます。

ただ、どう考えればよいBSCを作れるかは、BSCを深く理解する事が必要になるので、そこの道案内をするのが、当組織の役割です。

なぜ、この様な方法でBSC導入をするのでしょうか。それは、インストラクショナルデザイン(以下IDと表現)からの学びです。

当組織では、このHPのインストラクショナルデザインの所で説明している様に、研修等の学びを効率的効果的にする考え方を導入しています。

IDの考え方によれば、必要な時に必要な方法で知識・技術・スキルを得る事を推奨し、あらゆる学び方を駆使して学んで行く考え方があります。

この考え方を実践したのが、BSCの詳細を学ばないままBSC作りをする事です。

詳細が必要になったら、本やeラーニングを使えばよい訳です。
それでも、それなりの考えで、BSC作りをする事はできます。

重要な事は、どんな作り方をするかではなく、どんな内容のBSCを作るかです。

又、IDの基本的な姿勢に、学習者に学習が生じたかどうかで判断する成功的教育観を、当組織は取っています。

教える事を重視し、学びが生じたかどうかは重視しない意図的教育観は、取っていません。

ここが、中小企業でもBSC導入が可能になる理由です。

社員に学びが生じ、よいBSC導入になって行く過程を作るのが当組織の仕事で、仮に学びが生じない、よいBSC導入ができない場合は、当組織の責任と言う事になります。

ただこれには1つだけ条件があり、経営者や社員が、BSC導入に真摯に向き合ってくれる事です。

BSCは1度作ればよい、と言う性格のものではなく、ビジネスは常に変化するので、常に変化に対応した戦略が必要なり、BSCの戦略マップやBSCテーブルを、常に更新して行く必要があります。

BSC作成でよい結果を出す為には。社員自身の能力をアップさせる必要があるので、社員自身に考えて貰うこの様な方法が、成果を出せるBSC導入法になって行きます。

私たちは、自ら考えて新たなものを作る事を、今まであまり行ってこなかったので、この様な方法は苦労は多いですが、よい結果を出す事ができる事に、気づかないのです。

「当組織のBSC導入法のメリットは」

BSCを導入する事のメリットは、基本的には、二番目の説明、どんな事が期待できるか、で書いた事です。

しかも、私たちが犯しやすいWhat思考を修正する事と、Why思考をして社員のスキルを上げる事で、BSCを深く理解し、とにかくBSCを作ってみて運用し、そこから起きてくる種々の問題を、当組織の強みであるWhy思考を導入して考えて解決し、BSCを改良する形で導入するので、他所より、BSC導入の成功率が高い事が特徴です。

BSCを導入して慣れてくると、メリットは更に増えてきます。
例えば、日々の業務プロセスから生まれる数値が分かってくると、途中で業務プロセスを修正したり、顧客の視点の効果が測定されたりできるので、顧客の視点の修正も可能になるなど、臨機応変に、業務に対処する事が可能になります。

また、行う事が具体的に書かれているので、今までにないアイデアを発想し、それをBSCに組み込んで、更に良い結果を出す事も可能です。

BSCを導入しても、できない事もあります。BSCを導入する際に必要になる、リーダーシップ力の養成です。

また、人事や予算管理システムとの整合性が自動的にとれる訳ではありません。

戦略マップをBSCテーブルにブレイクダウンする時、必要十分条件が担保される訳ではありません。

これらは、全部BSC導入に関わった人が、自ら努力して作って行くものなので、社員のスキルアップは欠かせないのです。

その為にもBSCには、人材と変革の視点があるのではないでしょうか。

バナースペース

関連項目

Why思考とは

バランス・スコアカードとは

BSCの概略、メリット、陥り易い事、

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